7月10日〜16日のドイツのニュース



7月10日(月)

中国は病気のノーベル平和賞受賞者劉暁波の出国を再び拒否

中国は、癌にかかったノーベル平和賞受賞者劉暁波が、治療のため
に出国することを相変わらず認めていない。その後、治療している
病院は、彼の病状を「生命が危険」である、と判断した。人権活動
家である彼は週末に、ドイツと米国の癌の専門家の診察を受けた。
両石は、患者はドイツあるいは米国で治療を受けるために、「原則
的には移動可能」である、との結論に達した。劉は2009年に、11年
の拘留刑を言い渡されていた。61歳の彼は、癌にかかっているた
め、刑務所から出た直後に、中国東北部瀋陽市の大学病院に移され
ていた。そこで彼は相変わらず監視を受けている。

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モースル解放はまだ完結していない模様

かつてイラクのイスラーム教徒の拠点で会ったモースルでは、戦闘
員数十人が、イラク軍およびその同盟軍に、相変わらず抵抗し続け
ている。イラク軍側の発表では、ジハード主義民兵「イスラーム教
国」の戦闘員は、相変わらず小さな地区を監視しており、モースル
南部および西部の複数の都市と村落も、まだISの支配下にある。政
府は日曜日に、急進派ISに対する勝利を発表していた。米国が中心
の反IS同盟の空爆の支援を受けて、イラク軍は10月にモースルに到
達し、国際的な支援を受けて困難な中進軍を続けていた。

トランプは米露インターネット部隊から撤退

米国大統領トランプは、米露インターネット部隊の提案を却下し
た。彼はインターネット上に、そのような計画は実現できない、と
書き込んだ。彼はハンブルクでのG20首脳会談の一環として、ロシ
ア大統領プーチンと初めて会談し、これについて話し合った、と発
表していた。トランプの発言によれば、そのような部隊を創設する
ことで、選挙の歪曲対策が可能である。しかしかrの提案は、米国
でただちに、自らの陣営からのものを含めて、激しい批判を浴た。
共和党要人は、ロシア自身が、操作の容疑をもたれているので、信
頼に足りない、と表明した。米国では現在、複数の委員会が、ロシ
アが信頼できる情報を探り出して、米国大統領選挙に影響を与えて
いた、との容疑を解明している。

シリア会議が改めてジュネーヴで始まる

シリア戦争が始まって6年以上経ち、ジュネーヴでは第6次和平協議
が始まった。国連特別仲介役デ ミストラは、事前に過大な期待を
持たないように、と警告した。今までスイスで開かれた、激しい紛
争を終わらせるための会談はすべて、はっきりした成果を上げられ
ないままであった。日曜日には同国南西部の一部地域で、停戦が発
効した。この停戦は米国、ロシア、ヨルダンが交渉で取りまとめ、
今までおおむね守られている。野党の在ドイツ・シリア国民評議会
の代表ムスリーは、停戦が突破口をもたらすか、ほとんど楽観的に
はなっていない。彼はドイツラジオで、シリア情勢は相変わらず錯
綜しており、当事者の利害は大きく対立している、さらに合意を長
期的に実施できていない、と述べた。




7月11日(火)

専門家はIS首領バグダディの死を報道

シリア人権監視団が得た情報によれば、IS民兵の指導者アブ バク
ル アル・バグダディは、死亡した。イスラーム教徒である彼の死
を確認する情報が寄せられた、と野党に近い同団は、ロイター通信
に述べた。この情報は、その他の手段で調査されてはいない。「イ
スラーム教国」首領の死は、2014年にイラクのモースルで、カリフ
国の建国が宣言されてから、数回にわたって報じられているが、
誤っていた。ロシア軍は先日、バグダディはおそらく、5月28日の
シリアの都市ラッカ空爆で死亡した、と発表したところであった。
イラク政府の代表はその時は、この情報に懐疑的であった。それに
対して、6月末には、イラン公営の通信社Irnaは、バグダディが死
亡した、と伝えていた。米国は、これまでの誌の報道はすべて確認
できなかった。

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人権裁判所「ベルギーでのヒジャーブ禁止は適法」

ベルギーでは完全に顔を覆うヒジャーブが禁止されたが、ヨーロッ
パ人権裁判所は、これを適法であると発表した。裁判官たちはスト
ラスブールで、このような措置は、「民主的な社会にとって必要」
であり、第三者の「権利と自由」がこれによって守られる、と判断
した。ベルギーでは2011年半ばから女性の顔を一部あるいは完全に
覆う衣服を、、公共の区間で着用するのを禁止する法律が、通用し
ている。違反した場合には、罰金刑および数日間の拘留が科される
可能性がある。ヒジャーブが先行して、地域ごとに禁止されたこと
で、差別を受けたと感じたイスラーム教徒女性2人が、この訴訟を
起こしていた。

トランプの息子がロシアとの接触について上院で報告する方針

米国大統領トランプの長男は、ロシアの女性弁護士と会談した容疑
で、ますます強い批判にさらされている。「ニュー ヨーク タイ
ムズ」紙によれば、トランプ ジュニアは、この弁護士と会談する
前に、記者ゴールドストーンの電子メイルを受け取っていた。その
中では、その記者は、民主党の大統領候補クリントンに関する情報
は、ロシア政府がもたらしたもので、この情報を選挙戦でトランプ
に役に立たせるつもりである、と示唆していた。同紙はその電子メ
イルを知っていた3人の言葉を引用している。秘密情報部委員会に
属する両党所属の上院議員は、これより前、2016年の選挙期間中
に、この女性弁護士と会談したことに関して、トランプの息子に質
問したい、と発表していた。39歳のトランプの息子は、インター
ネット上に、発言をする用意がある、と書き込んでいた。複数の議
会委員会と特別捜査官は、ロシア政府が米国大統領選挙では、トラ
ンプに有利になるよう介入したのではないかとの疑いを、調査して
いる。

トルコの政権転覆未遂事件の記念式典が始まる

トルコでは、1年前の政権転覆未遂事件を弾圧した記念式が、全国
で始まった。大統領エルドアンと首相ユルドゥルムは、その冒頭
で、イスタンブルのいわゆる「殉教者墓地」を訪れた。この墓地に
は、公式発表によれば、2016年7月15日の政権転覆未遂事件の犠牲
者249人が埋葬されている。日曜日までに、全国で記念集会が計画
されている。特にトルコでは、人々が毎晩、いわゆる「民主主義監
視」で、路上や広場にあつまり、この出来事を記憶に留めようとし
ている。エルドアンは、米国で生活する説教師ギュレンが、この事
件を引き起こした、としている。当局はそれ以来、ギュレン運動支
持者と見られるモニに対して、大規模に対処している。数万人が逮
捕され、10万人以上の国家公務員が解任あるいは、自宅待機となっ
た。トルコのアナドル通信社の情報では、最近大学あるいは技術門
の職員180人ほどに対する逮捕命令が出された。




7月12日(水)

お休みです。



7月13日(木)

中国の人権活動家劉暁波が61歳で死去

ノーベル平和賞受賞者劉暁波が死去した。61歳の中国人人権活動家
である彼は、肝臓癌のため、多臓器不全で死亡した、と瀋陽市司法
当局は発表した。中国北部の同市では、劉は監視を受けながら、病
院で手当を受けていた。政府批判家である彼は、2009年に「国家権
力の破壊」ようぎで、11年の拘留刑が言い渡されていた。6月中旬
に中国東京は、病気のため、彼に「医療上の理由で保護観察」を認
めていた。その後彼は、刑務所から瀋陽市の病院に移された。彼が
妻を連れて、国外の病院で治療を受けるために出国することは、中
国は拒否していた。劉の死は、世界に悲しみと驚き、さらに中国政
府への批判も引き起こした。

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独仏政府はヨーロッパ製軍機を開発する方針

ドイツとフランスは共同で、ヨーロッパ製の分容器を開発する方針
である。フランス大統領府は、独仏閣僚協議の後、この軍用機は長
期的には、力国の「原稿の戦闘爆撃機部隊」の後継機となる、と発
表した。それによれば、独仏政府が主導するこの計画の具体的な日
程は、2018年半ばまでに、練り上げられる。さらに両国は、新型の
戦車および遠洋哨戒機を、共同して生産することが可能かどうか、
検討する方針である。この計画は、他のヨーロッパ諸国にも開かれ
たものになる。さらに両国は、それぞれの軍隊の暗号通信を共有す
ること目標としており、それによって、兵士が直接話し合い、共有
の情報を利用できるようになる。今回の政府間協議は、連邦首相メ
ルケルとフランス大統領マクロンが主催した。両者は、両国関係を
拡大し、EUをさらに発展させる、と予告していた。

米国大統領トランプはパリ入り

米国大統領トランプは、2日間の日程で、フランスの祝日をきっか
けに、パリ入りした。大統領専用機エア フォース ワンは、パリ
のオルリー空港に着陸した。フランス大統領マクロンは、午後に軍
事式の栄誉を表して、トランプを廃兵院に出迎えた。マクロンはこ
の前に、独仏閣僚協議会に、ドイツ首相メルケルとともに出席して
いた。メルケルとトランプの会談は、予告されていなかった。マク
ロンは、フランスの祝日の賓客として、トランプを招待していた。
トランプは金曜日には、シャンゼリゼで行なわれる伝統の軍事行進
い参加する。米国がフランスの側に立って、第1次世界大戦の対ド
イツ戦に参加して1百周年が、今回のトランプ訪問のきっかけであ
る。

ネムゾフ殺人事件の被告には長期拘留刑が言い渡される

ロシアの反政府の政治家ネムゾフ暗殺事件で、モスクワの裁判所
は、射殺犯に20年の拘留刑を言い渡した。共犯4人には、11年から
19年の拘留が言い渡された、とタス通信は伝えている。さらに、裁
判官シトニコフは、北カフカス出身の被告5人に、それぞれ10万
ルーブル(約1,500オイロ)の罰金も科した。検察は、射殺犯に終
身刑、共犯には17年から23年の拘留を求めていた。ネムゾフは
2015年2月に、モスクワの大統領府からほど近い路上で、射殺され
ていた。弁護士は、この男たちに責任がある、とは照明されていな
い、と判断し、無罪あるいは裁判のやり直しを求めていた。ネムゾ
フの家族、ロシアの批判的な報道機関は、当局が委託殺人の政治的
背景が解明していない、と非難した。




7月14日(金)

トルコはNATO基地コンヤへの国会議員の訪問を拒否

連邦議会議員は、来週月曜日にトルコのコンヤにあるNATO基地訪問
を予定しているが、トルコはこれを拒否した。外務省は、トルコが
両国関係の状況を指して、延期を申し入れた、と国防委員会代表に
伝えた。コンヤには、対テロ民兵「イスラーム教国IS」との戦闘
で、NATOの哨戒機Awacsの活動に参加しているドイツ兵、30人ほど
が駐留している。同委員会議長ヴォルフガング ヘルミヒは、作戦
活動を延長する可能性はないと思う、と述べた。連邦議会は今年末
に、ISとの戦いに参加する連邦軍の活動延長するかどうかについ
て、投票を行なう。
トルコ空軍基地インジルリクを、ドイツの国会議員が訪問するのが
禁じられたため、ドイツ政府は、現地に駐留する兵士260人と、ト
ルネイド型哨戒機をヨルダンに移す、との決定を下していた。

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フランスはトランプを来賓として招いて国民の祝日を祝う

厳重な安全対策を取り、米国大統領トランプを来賓として招いて、
フランス政府は祝日を祝った。大統領マクロンは、屋根のない軍用
ジープに乗り、共和国親衛隊の騎兵に伴われて、シャンゼリゼ大通
りを通った。ここではその後、華麗な軍事行進が行なわれた。トラ
ンプが訪問したのは、米国が1百年前にフランス側に立って、第1次
世界大戦に出兵した記念日のためである。この行進には、3千7百人
以上の兵士が参加した。米軍も行進に参加し、うち5人は第1次世界
大戦中の制服を着用していた。マクロンはその後、フランスと米国
を引き裂くものはないだろう、と述べた。エリゼ宮での会合で、両
大統領は前日、立場を近づける努力を死、気候保護などの対立点を
脇に押しやっていた。

フランスの祝日にニース襲撃事件の追悼も

フランスの祝日の式典は、ちょうど1年前のニーステロ襲撃事件
が、暗い影を落とした。花火打ち上げの後、有名なアングレ遊歩道
の人混みの中に、イスラーム教徒の犯人がトラックで突っ込んだ。
この襲撃事件では、86人が死亡し、数百人が負傷した。大統領マク
ロンも、追悼式のために、コートダジュールにある同市にやって来
た。テロ民兵「イスラーム教国IS」が、この航行を起こしたのは自
分たちである、と発表していた。捜査陣は、襲撃犯がイスラーム教
徒急進派であることを示す兆しを見つけてはいるが、彼とISのつな
がりを確認してはいない。

トランプの入国拒否に打撃 さらなる例外の指示

米国大統領トランプは、イスラーム教国7カ国の市民に対する入国
禁止を科したが、ハワイの連邦裁判官はこのそちをさらに制限し
た。米国ですでに暮らしている人の曾祖父母と他の親戚の入国は認
めなければならない、と裁判官ワトソンはホノルルで指示した。彼
これによって、6月末に最高裁判所が下した判断を、より明確に
示したことになる。最高裁サイン万感は、イラン、リビア、ソマリ
ア、スーダン、シリア、イエメンの市民の入国禁止措置を、当面は
認めたが、親戚の米国入国を認める決定を下した。政府は発行直前
に、この例外措置を、両親、結婚相手、婚約者、子供、兄弟に限
り、それ以外の親戚は除かれていた。ハワイ州は、この解釈は堅苦
しすぎる、と理由を挙げていた。




7月15日(土)

治安の危機 フルガダ襲撃犯はISの委託で行動

エジプトの保養地フルガダを、刃物で襲った襲撃犯は、テロ民兵
「イスラーム教国IS」に属していた模様である。ドイツ通信がカイ
ロの治安筋から得た情報では、彼は急進派から、外国人を襲撃する
ようにとの委託を受けていた。それによれば、27歳のこの学生は、
エジプト北部の出身である。この情報は、公式に確認されていな
い。襲撃犯は金曜日、人気の保養地フルガダのホテルの海岸で、ド
イツ人女性2人を刃物で殺害し、そのほかに4人を負傷させた。彼は
逮捕され、カイロに送られた。攻撃犯は、このホテルの支配人によ
れば、さらに多くの人を刺し殺すつもりで、海岸からの逃走後に、
隣のホテルでも客を刺した。支配人は、この襲撃犯は精神的に混乱
していたのではないか、と推定している。

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トルコで新たな解雇の波

トルコでは、国家公務員がさらに7,536人解雇された。解雇された
のは、警官、兵士、省庁の職員である、とアナドル通信はトルコ政
府の命令を引用して報じている。これは、大統領エルドアンに対す
る政権転覆未遂事件以来、反政府勢力に対して、強く取られている
措置である。今までおよそ、5万人が逮捕、10万人が国家公務員を
解任あるいは自宅待機となっている。一方、政権転覆未遂事件の追
悼式典が、様々な活動で始まっている。7月15日に「民主主義と統
一」の日という祝日になったことを受け、イスタンブルの公共交通
機関は、週末に無料で利用可能となった。携帯電話会社トゥルク
ツェル社は、顧客に追加して1ギガバイトの情報量を約束した。
2016年7月15日の晩には、軍の一部がトルコでの権力を奪おうとし
て、失敗していた。

ジュネーヴで再開された国連シリア会議では突破口が見いだせず

シリア戦争からの出口を見つける助走は、成果が上がらなかった。
紛争当事者が、国連の後援の元で新たに交渉を行なったが、突破口
を見いだすことなく終了した、と特使デ ミストラはジュネーヴで
発表した。権力を握るアサドの代表団は、移行過程に関する交渉を
受け入れる用意を表明しなかった、とも彼は述べた。最重要野党組
織「高等交渉委員会」は、移行過程、すなわちアサド体制の終焉を
求めている。ただしデ ミストラは、9月の次回の会合では、対立
する両者を同じ交渉の席に着かせられるのではないか、との期待を
表明した。今までのところ、シリア政府と蜂起勢力の使節は、仲介
役を介して話し合いをしている。ジュネーヴでの国連の交渉の他、
カザフスタンの首都アスタナでは、ロシア、トルコ、イランが主導
する和平交渉が行なわれている。

中国の人権活動家許が拘留を解かれる

有名な中国の人権活動家許志永が、4年間の拘留刑に服役して、釈
放された。彼の弁護士によれば、許は自由な人間として生きられ、
自宅拘留にならないことを望んでいる。44歳の許は、釈放後、身体
の状態はよい。彼は「新公民運動」を立ち上げたが、これは、北京
および他の中国の都市で、平和的な集会を呼びかける人々の、緩い
組織網である。彼は特に、中国での汚職との戦いを、公に支援しよ
うとしていた。彼の他に、「新公民運動」に加わる数十人が逮捕さ
れた。許の判決は、諸外国から批判を受けた。




7月16日(日)

マクロンとネタニヤフがフランスで殺されたユダヤ人を追悼

フランス大統領エマヌエル マクロンとイスラエル首相ベンヤミン 
ネタニヤフは、パリで、第二次世界大戦中にフランスで起きたユダ
ヤ人大量拘留を思い起こさせた。両者は、パリの元自転車競技場
ヴェロドローム ディヴェールの記念施設で、花を手向けた。ここ
ではフランスの政治方、1942年7月16日と17日に、ドイツの占領軍
兵士の依頼で、1万3千人ほどのユダヤ人を集め、その後絶滅収容所
に送った。彼らはほぼ全員、殺害された。フランス人が関与してい
たことは、長年にわたって触れられないままであった。1995年に
なって初めて、当時の大統領ジャック シラクが、フランスの「消
すことのできない罪」であったことを認めた。マクロンとネタニヤ
フは、エリゼ宮での記念式典に関連して、近東紛争やシリア戦争な
ど現在の課題を協議するために、会談していた。

     その他のニュース

ベネズエラ野党は憲法改正に関する象徴的国民投票を実施

ベネズエラでは、大統領マドゥロが憲法改正を計画しているが、野
党はこれに関して象徴的な投票を行なう。政府が、問題の憲法改正
に関する通常の国民投票実施を拒絶したことを受け、抗議のため、
国民投票が予告されていた。反マドゥロ派は、この計画を、右派の
野党が多数を占める国会を解散させる試みである、と判断してい
る。社会党政権は、法的には承認されないこの投票に、参加しない
ように呼びかけた。彼らは、憲法制定集会に、新憲法を可決させる
方針で、7月30日にこれを実施する意向である。野党は、マドゥロ
が、この集会を自分の支持者で占めて、新憲法で独裁的に権力を集
中させようとしている、と非難している。4月からほぼ毎日、社会
主義の大統領に反対する抗議活動が起きている。

エルサレムの神殿の丘は攻撃2日後に再び公開

エルサレムの神殿の丘は、厳しい安全対策が取られて、再び立入が
認められた。イスラエル首相ネタニヤフは、土曜日の夜にこれをす
でに発表していた。ここではアラブ系イスラエル人の犯人の襲撃を
受けて、警官2人が殺害されてから、施設が金曜日から閉鎖されて
いた。数十年ぶりに、イスラーム教の金曜日の祈りが、神殿の丘で
禁止された。この攻撃後、エルサレム旧市街全域が、厳重な警戒態
勢下に置かれている。西ヨルダンランドでは、イスラエル兵士が今
日、パレスチナ人1人を射殺した。軍の情報によれば、この男は、
土曜日にイスラエル人3人を殺そうとしたため、逮捕されるはずで
あったが、兵士たちに発砲しようとしたところ、兵士が男を射殺し
た。

報道「リビア難民の数はまだ多い」

リビアで難民が置かれている惨状にもかかわらず、あいかわらず多
くのアフリカ人が、ヨーロッパにたどり着こうと出発している、と
「ヴェルト紙日曜版」が「不法移民分析および対策合同本部
Gasim」の報告書を引用して伝えている。特に東アフリカ諸国で
は、リビアの「厳しい状況」が知られているのにも関わらず、人々
がリビアにやって来ている。リビアの収容所に入れば、移民は密入
国業者にさくしゅされることになる。今年初めには、同紙は、土
イットの外国間がリビアの複数の難民収容所の状況を、「(ナチ時
代の)強制収容所に似ている」と報じていた。現地では、虐待、強
姦、処刑など、深刻な人権侵害が起きている、とのことである。ド
イツ政府は現在では、こうした州四女の状況改善に、努力する意向
である、と予告していた。今年はすでに、9万人の難民が地中海を
越えてヨーロッパにやって来ているが、うち95%はリビア発であ
る。




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