10月2日〜8日のオーストリアのニュース



10月2日(月)

     国外ニュース

カタルーニャでは警察の暴力に抗議が続く

カタルーニャは、住民投票で、分離独立派が勝利したが、これには
反対意見もあり、警察暴力が暗い影を落としたが、まだ平静には
なっていない。バルセロナと他の市町村では月曜日、国家警察の激
しい行動に抗議して、数万人が路上に繰り出した。しかしスペイン
の労働組合COOOとUGTが、参加を取りやめた。両組織は、カタルー
ニャ州首相カルラス プッチダモンでは、この紛争解決のために、
絶対に必要とされる中央政府との対話の用意ができない、と見てい
る。

     国内ニュース

社会民主党の否定的宣伝に関して国民党は賠償を請求する方針

社会民主党は、インターネット上での否定的宣伝に関するシルバー
シュタイン事件で、攻勢に出る。連邦内務執行部長クリストフ 
マッツネッターによれば、フェイスブックの3サイトの運営者に対
する訴訟を起こすが、その身元はまだ判明していないので、被疑者
不詳になる。フェイスブック社にも、法的手段をとって、この運営
者の名前を明らかにするよう迫る。国民党党首セバスティアン ク
ルツは、この訴訟にとリカかkる用に招かれた。クルツは声より前
に、社会民主党所属で連邦首相のクリスティアン ケルンに、謝罪
を求めた。




10月3日(火)

     国外ニュース

カタルーニャ独立に関する住民投票でスペイン国王が厳しい言葉

スペイン国王フェリペ6世は、明確に批判し、カタルーニャ独立投
票を巡る紛争に介入した。火曜日に中継されたテレヴィ演説の中で
彼は、「無責任な行動をとり、カタルーニャとスペイン全体の経済
的及び社会的安定を壊しかねない」地方政府を、厳しく批判した。
バルセロナ及びカタルーニャの他の都市では、警察の暴力に抗議し
て、改めて大規模集会が開かれ、全面ストライキを行なった。地方
政府の首相カルラス プッチダモンは、この地域は「今後数日中
に」独立を宣言する、と述べた。

     国内ニュース

社会民主党はフェイスブック事件でさらに批判にさらされる

社会民主党は、フェイスブック事件で、さらに批判にさらされてい
る。同党の選挙戦の重要党員パオル ペヒハッカーは、問題の宣伝
顧問タール シルバーシュタイン解任後も、国民党党首セバスティ
アン クルツに対する否定的宣伝活動のサイトを運営し続けている
のに関与している、とされている。これは「プレッセ」紙と「プロ
フィル」紙が入手した情報としてほうじている。火曜日晩にこの記
事が公表された直後、ペヒハッカーは社会民主党の党員資格が停止
された。




10月4日(水)

     国外ニュース

カタルーニャ紛争 中央政府はカタルーニャの提案を拒否

カタルーニャ独立に関する対立では、中央政府とバルセロナの地方
政府の間では、意見の歩み寄りが見られない。スペイン首相マヌエ
ル ラホイの事務所は、水曜日夕刻に、カタルーニャ首相カルラス 
プッチダモンの仲裁要請を厳しき批判して、「違法なことを話し合
い、脅しに屈する」つもりはないと述べた。プッチダモンは、それ
にモカかくぁらず、独立に関する計画を実際に実行する意向であ
り、それも迅速に行なうつオーエム利である.月曜日には、カタ
ルーニャ議会は、スペインからの分離独立を発表するかもしれな
い。

     国内ニュース

児童扶養 迅速な改革は成立しない模様

本来はすべての筆頭候補が、貧困にさらされている一人親とその子
供の状態を改善するために、児童扶養の迅速な改革に賛成してい
た。しかし国民評議会では水曜日、選挙前で合意は得られそうにな
い。社会民主党の他、国民党と自由党は、それぞれ同時の案を提出
した。そのうちのどれかが、過半数の賛成を得られる見通しはな
い。ペーター ピルツと新オーストリア党は、国民党にその責任が
ある、とした。




10月5日(木)

     国外ニュース

最高裁判所がカタルーニャ議会の会議を禁止

スペイン憲法裁判所は木曜日、カタルーニャ地方議会が月曜日に予
定していた会議を禁止した.この会議では、スペインのこの地域
が、地方の大統領カルラス プッチダモンが独立を発表する、との
情報であった。この会議に異議を申し立てたのは、マドリードの中
央政府ではなく、野党カタルーニャ社会党であった。それにもかか
わらず、中央政府とカタルーニャ地方政府の間の仲裁は行なわれて
いない。マドリードでは、自治州カタルーニャの行政を、直接引き
継ぐ兆候が見かけられる。

     国内ニュース

社会民主党のフェイスブック事件 顧問プラーは国民党を非難

社会民主党は、報告書を公表した。ウィーン検察はその後フェイス
ブック事件の捜査を続けており、夕方には鍵を握る人物が、宣伝の
顧問ペーター プラーとともに発言を求めた。プラーは、タール 
シルバーシュタインの元共同経営者で、「ファルター」紙及び「プ
レッセ」紙を通じて、国民党はこの問題の宣伝の詳細に対して、
10万オイロを自分に支払った、との重大な容疑を述べた。彼はこの
発言をテレヴィ番組で繰り替えイズ他。国民党はこの容疑を強く否
定し、そのような申し出はなく、社会民主党の側に、国民党党首で
筆頭候補のセバスティアン クルツをずっと「傷つけ」ようとして
いる、としている。




10月6日(金)

     国外ニュース

カタルーニャ地方政府は中央政府の威嚇を無視

スペイン政府は、カタルーニャ紛争で、独立を目指すこの地域に対
して、政治的及び経済的な圧力を強めている。金曜日には、スペイ
ン政府は、カタルーニャで選挙を行なうよう求め、企業と銀行がこ
の地域から容易に出ていけるようにする命令を発表した。早くもい
くつかの銀行と企業が、この措置を実施に移した。それにもかかわ
らずカタルーニャ首相カルラス プッチダモンは火曜日に、カタ
ルーニャ議会で、独立を発表するかもしれない。

     国内ニュース

フェイスブック事件で社会民主党と国民党は告訴合戦

今までは議論が行なわれていた。今はフェイスブック事件は、裁判
に持ち込まれるかもしれない。国民党が金曜日に、社会民主党を訴
えると予告したが、社会民主党は2時間経たないうちに、同じよう
に訴える、と発表した。直接的な素因は、宣伝の顧問ペーター プ
ラーの発言である.それによれば、国民党側は、彼に「コートチェ
ンジ」のために資金を支払うと申し入れた、とされている。報道雑
誌「プロフィル」は、金曜日にこれに関連して、プラーと外務大臣
セバスティアン クルツ(国民党)の広報の間のやりとりを公表し
ていた。




10月7日(土)

     国外ニュース

北朝鮮紛争でトランプは新たな威嚇

北朝鮮の核とミサイル計画を巡る紛争で、米国大統領ドナルド ト
ランプは、北朝鮮を改めて威嚇した。米国大統領と政府は、25年官
北朝鮮と話し合い、合意を結び、巨額の金を支出してきた、とトラ
ンプは土曜日に、インターネット上に書き込んだ。「インクが乾く
前に、合意は破られ、米国の交渉役は愚弄された。残念だが、役に
立つのは1つのことだけだ!」トランプはこのように書き込み、先
日ふたたび北朝鮮との交渉を強行しようとした外務大臣レックス 
ティラーソンと、対立している。

     国内ニュース

フェイスブック事件で再び混乱

国民評議会占拠まで1週間となり、フェイスブック事件の混乱がま
だ続いている。連邦首相で社会民主党党首のクリスティアン ケル
ンは、土曜日に、自分の政党に責任の一端があることを認めたが、
広報の顧問ペーター プラーの中心的な疑惑に関連して、国民党党
首セバスティアン クルツは、社会民主党とその宣伝顧問タール 
シルバーシュタインを、改めて批判した。一方ケルンの元演説原稿
執筆者で、元顧問のルーディ フースィに対する非難の声も、強
まっている。「クローネ新聞」によれば、フースィは、電子メイル
およびホワッツアップを道いた否定的宣伝事件の情報とされるもの
で、非難を浴びている.社会民主党は、その後フースィとは距離を
とった。




10月8日(日)

     国外ニュース

キリスト教民主、社会同盟は難民政策で歩み寄り

内部情報によれば、ドイツの姉妹政党キリスト教民主同盟と、キリ
スト教社会同盟は、日曜日の夕方に、移民及び難民政策に妥協する
ことで合意した。今後は人道的理由および家族の呼び寄せで、1年
に20万人の基準値を受け入れることになる、と草案には記されてい
る。同時に、ドイツ国境での受け入れ却下も行なわれることにな
る。連邦首相アンゲラ メルケル(キリスト教民主同盟)とキリス
ト教社会同盟党首ホルスト ゼーホーファーの間の長年にわたる膠
着が解決し、自由民主党及び緑の党との(通称)ジャマイカ連立に
向け、交渉の土台ができる可能性が高い。

     国内ニュース

フェイスブック事件が暗い影を落とす中選挙戦の終盤がはじまる

月曜日から選挙戦は、終盤に入る。相変わらず、シルバーシュタイ
ン事件が暗い影を落とし、週末にはその他の内政上の主題の居場所
はほとんどなかった。社会民主党と国民党の側からは、相互に冷却
期間をおくようにとの訴えがでているが、このところ、激しい告発
合戦が起きている。一方野党からは、批判が出ている.自由党は
「嘆くべき光景」であると述べており、緑の党は「言葉の軍縮」を
求めた。




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