11月27日〜12月3日のドイツのニュース



11月27日(月)

EUはグリフォサート許可を求める

EU加盟各国は、反対意見もある除草剤グリフォサートの許可を、
5年間延長するよう求めた。加盟28カ国のうち18カ国は、EU委員会
のこれに関する提案に賛成した、と当局広報は発表した。EU内部で
は数年前から、広く使用されているこの除草剤に関して、議論が戦
わされている。研究者の研究は、グリフォサートが発癌性を持って
いる可能性があるかどうかについて、相異なる結果担っている。ド
イツは、同委員会の提案に賛成している国の一つであり、棄権はし
ていない。連邦環境大臣バルバラ ヘンドリクス(社会民主党)
は、これは信頼を裏切るものだ、と批判しており、月曜日には農業
大臣クリスティアン シュミット(キリスト教社会同盟)に対し
て、自分は「グリフォサートの許可の延長には同意しない」と表明
した。それにもかかわらず、農業省の代表であるシュミットは、ブ
リュッセルで延長に賛成の投票を行なった。

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メルケルは安定政権結成に固執

EUが抱える長期的な問題をにらんで、連邦首相メルケルは、ドイツ
に安定政権を作るよう強く求めた。キリスト教民主同盟党首の彼女
は、ベルリンで党幹部の会議に出席したあと、EU委員会とフランス
大統領マクロンが改革案を出していることを指摘した。近東の紛
争、ロシアとの対立、米国の状況を考え合わせると、ドイツが行動
力を持つことが重要だ、とも述べた。キリスト教民主同盟は日曜日
に幹部会を開いたあと、再び社会民主党との連立政権を樹立するこ
とに賛成していた。同党幹部は、少数政権の可能性を否定した。

ノルトライン・ヴェストファーレン州のアムリ事件で捜査が続く

イスラーム教徒が、ベルリンのヴィルヘルム皇帝記念教会テロ事件
からほぼ1年、ブライトシャイト広場で開かれるクリスマス市が始
まった。今年はこの市は、厳重な安全対策の元で開かれている。
2016年12月19日に、チュニジア人アムリが、トラックで位置に突っ
込んで、12人が死亡、70人以上が負傷した。彼は逃走中に、ミラノ
のイタリア警察に射殺された。その後、この事件の捜査に手抜かり
があったことが明らかになった。アムリは襲撃前10ヶ月間監視を受
けた後、後に攻撃を起こす彼の携帯電話に見つかった情報が、十分
に分析されていなかった、とノルトライン・ヴェストファーレン州
相ロイルはデュッセルドルフで述べた。これより前に、イスラー
ム教徒の危険人物と判断されていたアムリに対する治安当局の処遇
には、複数の失態があったことが明らかになっていた。

シュレッカーに保護観察刑 シュレッカーの子供たちに拘禁刑

以前ドラッグストアを経営していたシュレッカーは、刑務所に入る
必要はない。シュトゥットガルト州裁判所は、73歳の彼に、意図的
に倒産した容疑で、2年間の保護観察刑と、5万4千オイロの罰金を
言い渡した。彼の子供ラルス(46歳)は2年8ヶ月、マイカ(44歳)
は2年9ヶ月の拘留が言い渡されたが、主な容疑は倒産の先延ばし、
背任、倒産幇助である。検察は、父シュレッカーが、同じ名前の商
店網の所有者として、倒産前の数ヶ月間で、巨額の資産を、自分の
家族に有利になるように、隠匿したことは証明できた、と考えてい
た。この資金は、債権者には結局渡されなかった。




11月28日(火)

メルケル「シュミットはグリフォサートで指示に従わなかった」

農業大臣クリスティアン シュミットは、除草剤グリフォサートの
使用延長に賛成したことで、政府の行動命令に反した、と連邦首相
アンゲラ メルケルは述べた。彼女はベルリンで、これは連邦政府
が練り上げた指示の立場にふさわしいものではなかった、とも述べ
た。キリスト教社会同盟の政治家シュミットは、連立相手の社会民
主党が明確な形で反対していたのに、EUでこの除草剤の許可延長に
賛成していた。社会民主党副党首ラルフ シュテークナーは、大連
立を改めて作ることに関する話し合いを念頭に置いて、彼の投票は
「全くの背任」である、と批判した。

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連邦は巨額の清浄な空気計画で市町村と合意

連邦政府は市町村と、都市に清浄な空気をもたらす措置のために、
10億オイロ規模の緊急計画を開始した。車の通行禁止を回避するこ
とが重要だ、これは「最も重要な利益」である、と連邦首相メルケ
ルはベルリンでその理由を述べた。これより前に、連邦、州、市町
村の代表は、数時間にわたって首相府で協議をした。

連邦行政裁判所はエルベ川を深くするのに反対する訴訟を却下

ハンブルクでは、エルベ川を深くするのに反対する訴訟が起こされ
ているが、連邦行政裁判所はこれを却下した。クックスハーフェン
とオッテルンドルフの両市、エルベ川と沿岸の漁師たちは、ハンブ
ルクのエルベ川を深くする計画に反対していた。彼らはおかれてい
る状況に拘束されているため、彼らの利益擁護は制約される、とラ
イプツィヒ裁判所は発表した。ハンブルク港はこの工事で、巨大な
コンテナ船がよりよいに接岸できるようにするつもりである。この
巨額の計画には反対意見がある。

教皇はミャンマーで「すべての民族の尊重」を呼びかける

ミャンマー訪問中の教皇フランツィスクスは、「すべての民族集団
の尊重」を呼びかけた。彼は事実上の首相スー チーとの会談した
後に、ミャンマーの平和な未来は、この原則に基づいて、また人権
を尊重して築かれなければならない、と述べた。ミャンマー史童夢
は、イスラーム教徒少数派ロヒンギャに対する暴力的な対処法で、
諸外国から批判されている。フランツィスクスは演説の中で、ロヒ
ンギャとは明確に述べなかった。




11月29日(水)

クロアチアのテレヴィ局「有罪判決を受けたプラリヤックが死亡」

報道によれば、デン ハーグの国連裁判所は、クロアチア系ボスニ
ア人の軍司令官スロボダン プラリヤックは、毒を飲んで死亡し
た。クロアチアの通信社ヒナおよびその他のクロアチアの報道機関
は、72歳のプラリヤックはデン ハーグの病院で死亡した、と報じ
た。これより前に旧ユーゴスラヴィア国際刑事裁判所ICTYは、控訴
審で、プラリヤックに対して20年の拘留刑を再確認していた。彼は
その直後法廷内で、自分は「犯罪者ではなく」、この判決を受け入
れない、と叫んで、小瓶を取り出し、その中身を飲み干した。プラ
リヤックには、1993年11月に、モスタルの古い橋を破壊するよう命
じた、等の容疑がもたれている。この事件により、イスラーム教徒
民間人に、「極端に大きな損害」が生じた、と2006年に始まった第
1審では、裁判官が説明していた。

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シュトゥットガルト21は10億オイロ以上の出費に

鉄道駅建設計画シュトゥットガルト21は、今までの計画よりも10億
オイロ強、高くつく。ドイツ通信社がドイツ鉄道の監査役筋から得
た情報によれば、同社は76億オイロの経費規模になると予想してい
る。またこの計画の完成は、2023年から24年末にずれこむ。「ビル
ト紙日曜版」が、これについて報じていた。ドイツ通信社の情報に
よれば、新たな日程及び経費の計画は、1月末の監査役会特別会議
で、可決されることになっている。監査役筋によれば、費用高騰と
完成の遅れの主要な原因は、建築費の値上がりと計画手続きの遅
れ、絶滅危惧種の保護の規則の厳格化である。

犯行の容疑の緊急性はない フランコ A.中尉は自由の身に

連邦裁判所は、テロ容疑がもたれる兵士フランコ A.に対する逮捕
命令を破棄した。これはカールスルーエの連邦裁判所の第3刑事部
の決定である。今までの捜査結果によれば、国家を危機に陥れる深
刻な暴力行為を用意をしていた緊急の容疑は認められない、と同裁
判所は発表した。この中尉は、当初の容疑によれば、急進右派運動
の共犯者とともに、攻撃を準備していた。初期の捜査によれば、彼
は難民に嫌疑を向けさせようとし、そのため虚偽の身分をシリアか
らの亡命希望者として登録しようとしていた。

裁判所「元ナチ親衛隊員グレーニングは拘留に耐えられる」

95歳のグレーニングは拘留猶予が拒否されたことを受け、抗告して
いたが、ツェレ上級裁判所は、これを棄却した。同裁判所は、刑事
部が、彼は恒例であるが、「拘留執行に耐えられる」と見なしてい
る、と発表した。「アシュヴィッツの簿記係」として知られている
元ナチ親衛隊員は、2015年7月に、リューネブルク州裁判所で、
30万の殺人の事例で幇助容疑で、4年間の拘留を言い渡されてい
た。彼は、アウシュヴィッツで収容者の荷物から金を支払い、それ
を送金していたことを認めていた。この判決は、2016年9月から、
法律上効力を持っている。




11月30日(木)

ドイツは北朝鮮との外交関係を制限

北朝鮮が再びミサイルの実験を行なったことを受け、ドイツは東ア
ジアの同国との関係を制限した。ドイツ人外交官1人、ただし同国
大使ではないが、北朝鮮の首都ピョンヤンから退去した、と外務大
臣ズィークマール ガブリエルは、訪問先のワシントンで発表し
た。米国の国連大使ニキ ヘイリーは、すべての国に、北朝鮮政府
との関係を終了させるように、と要求した。さらに米国は、戦争に
なった場合には、北朝鮮体制を「全面的に破壊」する、と威嚇し
た。北朝鮮は国連の厳しい制裁にもかかわらず、ミサると核兵器の
実験を繰り返し、国連安全保障理事会の決議に違反してきた。水曜
日には、孤立する北朝鮮は、新型大陸間弾道ミサイルの実験をし
た。このミサイルは、米国全土に到達可能である。

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11月の失業者は236万8千人に減少

ドイツの失業者数は、秋の後継機が続く中、236万8千人に減少し
た。これは11月としては、1991年以降最低の数字である。前月比
で、失業者は2万人少ない。前年比では、16万4千人少ない、と連邦
労働仲介所は発表した。失業率は0.1%下がり、5.3%となった。季節
的な要因のおかげで、求職者も同じように減少した。季節の影響を
取り除いた11月の失業者数は、247万6千人である。これは前月と比
べると1万8千人の減少で、西側では1万人、東側では8千人の減少で
あった。

教皇はダッカでロヒンギャ支援を再び呼びかける

教皇フランツィスクスは、バングラデシュを訪問し、隣国ミャン
マーから避難してきた多数のロヒンギャを受け入れたバングラデ
シュを、支援するように呼びかけた。諸外国は、「この深刻な危機
を目にして、重要な対策」を取らなければならない、と述べた。彼
は政治家と外交官を前に大統領府の半分だけ人が入った広間で演説
し、重要なのは、政治的な解決だけでなく、バングラデシュに対す
る財政支援である、と述べた。ただし彼はミャンマーでと同様に、
「ロヒンギャ」という名称二十日湾買った。彼は「ラカイン州から
の避難民」について述べたが、これはロヒンギャを指している。

カタールは封鎖にもかかわらず湾岸諸国の次回首脳会談を主催

カタールは複数の隣国に封鎖されているが、同首長国の支配者は、
次回の湾岸諸国首脳会談を主催する。クウェート首長国サバフは、
カタール首長ハマドに、招待状を届けさせた、とカタール国営通信
社QNAは報じている。クウェートは、12月5日と6日に、湾岸協力評
議会GCCの首脳会談を開く。サウジ・アラビア、バーレーン、アラブ
首長国連邦は、6月はじめに、カタールに封鎖を科していた。これ
らの国々は、カタールがテロを支援しており、シーア派のイランと
緊密な関係を持っている、と非難している。緊張緩和を目指す諸外
国の努力は、今まではすべて成果を上げることはなかった。




12月1日(金)

シュルツは大連立に関する交渉が決まっことを否定

社会民主党党首マルティン シュルツは、キリスト教民主、社会同
盟との間で、大連立に関する交渉が決まった、との報道を否定し
た。彼はベルリンで、これを認める方針を出したというのは、「全
くの誤り」であり、社会民主党はあらゆる選択肢を排除していな
い、と述べた。さらにシュルツは、社会民主党がキリスト教民主同
盟とキリスト教社会同盟と、組閣に関する交渉に入るかどうか、月
曜日に党幹部と協議するつもりであり、その後木曜日に、党幹部の
韓国を党大会に諮ることになるが、時間的には緊迫していない、と
も述べた。これより前に、大連立に関する交渉が開かれることに
なっている、と報じられていた。連邦大統領フランク・ヴァルター 
シュタインマイアーの招待を受けて、シュルツは、首相メルケル
と、キリスト教社会同盟党首ホルスト ゼーホーファーと会談して
いた。交渉の内容に関しては、極秘と取り決められている。
キリスト教民主同盟とキリスト教社会同盟、自由民主党と緑の人々
からなるジャマイカ連立に関する交渉が決裂したことを受け、シュ
タインマイアーは、選挙のやり直しをできるだけ回避するために、
組閣の可能性を模索している。シュルツは、社会民主党はいかなる
選択肢も排除しない、と強調している。大連立政権の樹立の他に
は、少数政府の可能性がある。

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米国上院は税制改革に関する投票を延期せざるを得ない

米国上院は数時間に及ぶ議論の末、共和党の税制改革に関する投票
を延期した金曜日には、上院は改めてこれを準備する。米国大統領
トランプは、歴史的な脆性改革計画で、自党内からも抵抗を受け
た。議会の財政会議の新たな算定は、計画されている減税は、国民
の負債をさらに1兆ドル増やすことを明らかにした。新たな数字を
受けて、共和党の上院議員は、懸念を表明し、改革法をさらに修正
するように求めた。この改革を上院を通過させるためには、単純多
数が必要である。100人の上院議員のうち52人が共和党所属であ
る。同党は最大で、自党から2人の離反者を出してもよいのは、同
数になった場合には副大統領ペンスの票が決定するからである。

ベルルスコーニは再び目撃者買収容疑で法廷に立たねばならない

元イタリア首相ベルルスコーニは、目撃者を買収した容疑で、再び
裁判を受けなければならない。報道によれば、第1回審問は、シエ
ナの裁判所で2018年2月1日に行なわれる。元首相には、自分の別荘
での性交パーティに関する1回目の裁判で、偽証したことに対し
て、ピアニストにお金を支払った、との疑いが持たれている。この
ピアニストはマリアーニで、ブンガ・ブンガ・パーティとして知ら
れたミラノ近郊でのパーティで、音楽を演奏した。このパーティ司
法上再検討するさいには、モロッコ人ダンサーのでルビーという芸
名のマーラフが、当時未成年であったことを、ベルルスコーニが
知っていたかどうかが争点となっている。現在81歳のベルルスコー
ニは、ルビーに性交の代償を支払った容疑がもたれている。

メルケルとエルドアンが話し合い再開

ドイツ首相メルケルとトルコ大統領エルドアンは、数ヶ月ぶりに電
話で会談し、相互の関係について検討した。半官半民のアナドル通
信社によれば、両者は、ドイツが新政権を作ったらただちに、新た
な刺激を与えて、相互の高官による意志疎通をはかることで合意し
た。その報道によれば、トルコとEUが昨年締結した難民対策が、も
う一つの議題であった。トルコとドイツの両国政府の関係は、数ヶ
月前から緊迫している。その主な理由は、複数のドイツ人の拘留
と、トルコの市民権制約の強化である。メルケルが最後にエルドア
ンとあったのは、7月上旬のハンブルクでのG20首脳会談であった。




12月2日(土)

ハノーファーでのAfD党大会に抗議するデモで負傷者発生

ハノーファーでの「ドイツのためのもう一つの選択肢AfD」連邦党
大会に抗議する活動で、複数の警官とデモ隊が負傷した。数百人の
同党反対派の道路封鎖を、警察は解除した。その際放水車と胡椒ス
プレイを使用した。午後には、デモ隊6千人ほどが、抗議の列で市
街に向けて出発した。右派大衆迎合政党である同党は、連邦議会に
議員を出してから初めての党大会で、党の新幹部を選出する意向で
ある。党首イエルク モイテンが、再び党首を目指して立候補する
意向である。彼は、フラオケ ペトリ離党後、同党の先頭に立って
いる。モイテンの他、全国的になを市あれた幹部の中からは、ベル
リン州道党党首ゲオルク パツデルスキが立候補すると予告してい
る。会派長アレクサンダー ガオラントが、立候補を断念したとの
報道があるか、彼はこれを否定した。社会民主党と緑の人々の政治
家は、ドイツのためのもう一つの選択肢を、憲法擁護庁が監視する
よう求めている。

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米国上院議員はトランプの共和党の税制改革計画を承認

米国上院は、共和党の多数派の賛成で、大規模な税制改革に関する
法案を可決した。長時間の会議の末に、賛成51、反対49の投票で
あった。これより前に、共和党は、党内の懐疑派から、譲歩するこ
とで投票を変更させることに成功していた。民主党は全員一致で、
反対した。下院は先日、独自の案を可決していた。両議会がそれぞ
れの案を一致させる必要がある。大統領トランプに、共通の草案が
クリスマスまでに提案されることになっている。両案は、基本的に
は法人税の大幅減税を目指している。一般には金持ちが、貧困者や
中層階級よりもはるかに遊具される。中立の推計によれば、この改
革は国の赤字を大幅に増やす可能性が高い。税制改革が実施されれ
ば、トランプが就任10ヶ月で初めての大きな法律上の成果と言うこ
とになる。

「クシュナーがフリンのロシア接触を命じた」との報道

ロシア疑惑で、米国大統領トランプの娘婿が、再び批判を受けてい
る。「ワシントン ポウスト」紙とインターネット上の「バズ
フィード」は、クシュナーが、元国内安全顧問フリンに、ロシア大
使と連絡を取るように指示した、と報じた。フリンはこれより前に
法廷で、ロシアとの接触に関して嘘をついたことについて、責任が
あると自ら述べていた。彼はトランプの選挙対策班の「極めて重要
な人物」から、指示を受けたと述べていた。この新しい展開は、ト
ランプにも厳しい批判をもたらす。就任してわずか3週間半で辞職
したフリンは、トランプの選挙対策班がロシアと違法に接触した容
疑で、鍵を握る人物と目されている。年金を受けて取っている将軍
である彼は、特別捜査官モラーと協力している。この接触は政治的
が大きな起爆力を持っているのは、トランプの選挙対策班が就任前
の時点ですでに、当時のバラク政権の背後で、政府の政策を推し進
めていたことになるためである。

ベネズエラでは政府と野党が対話を開始

ベネズエラの政府と野党の代表が、ドミニカ共和国で会合を開き、
深刻な政治及び経済の危機からの脱却を目指す道を模索している。
大統領マドゥロと、野党連合の交渉役が、首都サント ドミンゴで
の民主統一MUDの会議に集まった。これより前に彼らはそれぞれ、
他国の仲介役と会談していた。野党の交渉役の代表ボルヘスは、食
料品確保の権利、選挙の権利、民主主義を求める権利のために戦
う、と予告した。政府は、外国の制裁の支援を中止するように、野
党の働きかける意向である。ベネズエラでは数ヶ月前から、左派民
族主義の政府と中道右派の野党が、激しい権力争いを繰り広げてい
る。政府に対する大量抗議活動で、4月から7月の間に、125人が死
亡した。




12月3日(日)

内務大臣「ポツダムの郵便爆弾はDHLを狙ったもの」

ポツダムのクリスマス市で、金曜日の爆弾警報が出されたが、捜査
陣が得た情報によれば、この背景には輸送業者DHLから巨額の金の
恐喝がある。ブランデンブルク州内務大臣カール・ハインツ シュ
レッターは、この脅迫は「ほぼ確実に」市中心部のクリスマス市を
狙ったものではない、と述べた。最新の情報によれあ、この小包は
極めて危険であった。これより前に、この小包には点火装置がつい
ていなかった、と言われていた。警察署長ハンス・ユルゲン メル
ケによれば、薬局で手渡されたこの小包には、脅迫状が添付されて
いた。報道は、いわゆるQRコードの形で、インターネット上で暗号
化されていたが、はっきりと再現することが可能であり、そこから
DHLに対する恐喝であることが判明した。現在の捜査状況によれ
ば、さらに同じような小包がある可能性がある、とメルケは警告
し、犯人は意図的に、人々の生命と健康を毀損することをいとわな
い、とも述べた。

     その他のニュース

マクロンとツィプラスは社民党党首に大連立に参加を迫る

フランス大統領マクロンとギリシア首相ツィプラスは、社会民主党
党首シュルツに、キリスト教民主同盟とキリスト教社会同盟との連
立政権に参加するよう迫った。シュルツは「フランクフルト一般新
聞日曜版」に、自分はマクロンとツィプラスから、これを訴える合
図を受け取ったことを認めた。マクロンは、EU改革に尽力し、ドイ
ツにそうするように指示した。ツィプラスは、本当の左派で進歩的
な立場は、自分の独自性を何としても守ろうとすることにはないこ
とを忘れるべきではない、むしろ現実的な変更と改革のために戦わ
なければならない、と書いてきたと、とシュルツは述べた。キリス
ト教民主、社会同盟、自由民主党、緑の人々の意向打診会議が決裂
し、連邦議会選挙から2ヶ月以上経ったが、今なお新政府樹立の見
通しは立っていない。社会民主党は、大連立を絶対拒否するのは、
その後に断念した。複数の党幹部によれば、時間的な圧力に押しつ
ぶされるつもりはない。

連邦政府は入国を拒否された難民に帰国割増金を提供

連邦政府は、追加の割増金を検討し、入国を拒否された亡命希望者
が、自由意志で出国するのを促す。連邦内相デ メズィエール(キ
リスト教民主同盟)は、「ビルト紙日曜版」に、関係者の住所にこ
れを送る、「あなたが2月末までに、自らの意志で帰国すると決断
するなら、出発支援金の他に、故国での最初12ヶ月分の住居費用の
支援を受け取ることができる」と述べた。同紙によれば、この件で
得られる割増金は、家族に対しては3千オイロ、個人に対しては1千
オイロになる。キリスト教民主同盟とキリスト教社会同盟が政権を
持つ各州の内相は、シリアへの送還を再び認める計画を立てている
が、一方首相府長官アルトマイアー(キリスト教民主同盟)は、こ
れを拒否し、現地の内戦は終わっていない、と「ビルト紙日曜版」
に述べた。

世界インターネット会議 中国主席習はの国による監視を弁護

中国の国歌と党の長習は、同国でインターネット監視を国が行うこ
とを弁護した。彼は中国政府の世界インターネット会議の冒頭で、
80カ国からの参加者1千5百人に挨拶し、中国は世界への扉を開いて
いるが、諸外国はインターネットに関するそれぞれの主権を尊重す
べきである、と述べた。中国は、フェイスブック、ユーテューブ、
インスタグラムなどの社会連絡網、検索及び地図などグーグルのす
べての機能、様々な報道機関のインターネット版、その他のサイト
を遮断している。遮断されているにもかかわらず、全世界の工業界
の要人が全世界から東中国の烏鎮市を訪れた。グーグル社および
フェイスブック社も参加している。3日間の会議が開かれるのは4回
目であり、中国のインターネット行政府が主催しているが、これは
インターネットの監視を集約している。




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