11月27日〜12月3日のオーストリアのニュース



11月27日(月)

     国外ニュース

危険な金取引 米国での裁判にトルコ政府はいらだつ

ニュー ヨークでの裁判が、トルコ政府内部に大きな不安を引き起
こしている。トルコ系イラン人で金のバイバイを死、イランと巨額
の取引を行なっていた商人が告訴され、そのためイラン政府に対す
る米国の制裁が始まることになる。特にどれほどトルコ政府がこれ
に関与していたかが、大きな影響を持つ。2013年にすでに、この事
件については、トルコで大きな捜査が行われていた。その際大統領
レジェップ タイップ エルドアンも、捜査陣の標的となった。米
国での裁判は、この事件に新たな光を当てる可能性がある。

     国内ニュース

シュレクスナーデルは暴行容疑での告訴を否定

月曜日晩のテレヴィ番組のインタヴューの中で、オーストリアス
キー連盟会長ペーター シュレクスナーデルは、スキー連盟は、ス
キー選手ニコラ ウェルデニクに対する暴行容疑事件で、当面裁判
を起こすことはない、と表明した。彼は検察の捜査を歓迎し、「こ
れで問題が明確になる」かもしれない、と述べた。ウェルデニク
は、彼と話をすることを拒否しており、自分の周囲の人と話すこと
も実質的には禁じている、とものべた。「おそらくいくつかのこと
を処理することができたのだろう」ともシュレクスナーデルは述べ
た。




11月28日(火)

     国外ニュース

除草剤と独社民党 対立はメルケルにとって都合の悪いに起きる

ドイツ首相アンゲラ メルケルは火曜日に、ドイツ農業大臣クリス
ティアン シュミット(キリスト教社会同盟)に、除草剤グリフォ
サートと票をしたことと距離を取り、彼を叱責した。バイエルン州
のキリスト教社会同盟は、彼を支持しているが、社会民主党にとっ
ては、メルケルの叱責があってもまだ「背信行為」であることに変
わりはない。環境大臣バルバラ ヘンドリクスは、「信頼を生むよ
うな措置」を取るように求めている。この紛争はメルケルにとっ
て、都合の悪い時に起きた。「ジャマイカ連立」交渉が決裂したあ
とに、今は連立相手である社会民主党の、大連立継続の意向を打診
する話し合いが、計画中だからである。

     国内ニュース

国民党と自由党の教育計画が完成

新校長の連立交渉の中で、国民党党首セバスティアン クルツと、
自由党党首ハインツ・クリスティアン シュトラーヘは火曜日に、
教育問題の骨子を発表した。両党は、「成績の正しさ」に力を注
ぎ、つまり最高の成績1と最低の成績5の間の数字、十分なドイツ語
力の愛子供たちのための準備学級、特別学校の継続、倫理の授業、
幼稚園の2年目の義務化、両親が法で定められた規則に従わなかっ
た場合の社会福祉面での制裁に尽力する。




11月29日(水)

     国外ニュース

服毒死 クロアチアはデン ハーグの判決に疑いを差し挟む

ボスニア戦争中にクロアチアのボスニア人部隊の元指揮官が、国連
戦争犯罪裁判所で劇的な死を遂げたことを受け、クロアチア政府は
厳しい言葉を発している。首相アンドレイ プレンコヴィチは、有
罪判決を受けたスロボダン プラリヤックが死去したことを確認
し、有罪判決を批判し、検証すると予告した。隣国ボスニア・ヘル
ツェゴヴィナでは、その後ヘルツェゴヴィナのモスタル市では情勢
が緊迫している。

     国内ニュース

性的侵害の被害者の避難所に専門家を置く

先週、国会が性的侵害の犠牲者のために、独自の避難所を作ること
を発表したばかりであるが、今度は住民運動が保護役の女性を持
つ。心理療法士クリスティーネ バオアー・イエリネクが、その摂
理に協力し、顧問として活動する。この役職は、国民評議会議長エ
リザベト ケスティンガー(国民党)が置いたものである。バオ
アー・イエリネクは、最近の事例は、侵害がどれほど広がっている
かを示す指標になっている、と述べた。




11月30日(木)

     国外ニュース

米国外務省「CIA長官がティラーソンの後任に就任」

米国外務大臣レックス ティラーソンの座席は、数ヶ月前から不安
定であるが、後任の噂が具体的になってきている。木曜日には
「ニュー ヨーク タイムズ」紙は、元石油会社エクソンモービル
の社長であるティラーソンが、今後数週間で、国外秘密情報部CIA
の現長官マイク ポンペオに、その席を譲る、と報じた。米国大統
領ドナルド トランプは、ティラーソンを以前「間抜け」と呼んだ
とされているが、彼とは異なる意見を持っているのが、1つの点に
留まらない。

     国内ニュース

ケルンテン州は除草剤グリフォサートを禁止する方針

除草剤グリフォサートの禁止に関して、EU全体で議論が戦わされて
いるが、ケルンテン州はこれに対する策を取って、注目を集めてい
る。社会民主党、国民党、緑の人々の連立3党すべてが、同州全体
での禁止に賛成した。国民党所属の農業大臣クリスティアン ベン
ガーは木曜日、回状を通じて、「グリフォサートをケルンテン州で
禁止できる可能性」を見いだした、と発表した。全面禁止が実施で
きるかどうかは、まだわからない。グリーンピースによれば、ケル
ンテン州でこれが実施されれば、EU全体でグリフォサートが使われ
ない初めての地域になる。




12月1日(金)

     国外ニュース

ロシア疑惑 フリンへの指示はトランプ周辺からの可能性

ロシア疑惑の渦中にある米国大統領ドナルド トランプと彼の選挙
対策班に対して、圧力が強まっている。金曜日にトランプの元国内
安全問題の顧問マイケル フリンが、ロシア疑惑に関してFBIの虚
偽の発言を行なっていた責任があることが明らかになったが、その
直後に、新たな詳細が明らかになった。フリンは、現大統領周辺の
「極めて責任重い人物」の委託で、このように行動した、と特別捜
査官ロバート モラーは発表した。

     国内ニュース

気候と原子力が国民党と自由党の環境問題での計画に含まれる

金曜日には、国民党と自由党の連立交渉の議題は、環境であった。
その後一連の確定した骨子が発表された。次期政権は、再利用可能
な電力に力を注ぐ方針である。2030年までに、オーストリアの全電
力を再利用可能な電源から入手する。さらに両党は、気候保護の分
野でも、パリ気候協定などの国際的な目標を指示する。公共交通も
拡大するが、「自動車運転手に対するいじめ」は行なわないことに
なっている。「反核政策の小道」を追及するのは継続されることに
なっている。




12月2日(土)

     国外ニュース

フリンの自白で自分は不利にならないとトランプは判断

ロシア疑惑は興奮を生んでいる。米国大統領ドナルド トランプの
元安全顧問マイケル フリンは、金曜日に告白し、捜査陣に協力し
ている。トランプは土曜日に態度を表明し、自分と自分の政権は、
最近のこの展開で、不利な方向には進まないとみている。フリンは
単に、捜査陣に嘘をついたことを認めただけで、それ以外で「適法
的な行動をしていた」とトランプはインターネット上に書き込ん
だ。

     国内ニュース

オーストリアスキー協会 暴行事件に「責任はない」

国内のスキースポーツでの暴行事件では、新たな容疑がティロール
州のスキー高校シュタムスに対して起きている。同協会の運転手
で、1980年代と90年代に動向を訪れた人は、新聞インタヴューで名
前を隠したまま、「入学の儀式」の中での性的侵害について報告し
た。この人は「きわめて深刻な性的な力争い」が行なわれた、と述
べた。オーストリアスキー協会OeSVは、土曜日の晩に「大変驚愕し
ている」と述べた。ただしこの件に関しては、「責任はない」とし
ている。




12月3日(日)

     国外ニュース

ポツダムの爆弾はDHL恐喝の試みであった

ドイツのポツダムで見つかった小包爆弾は、捜査陣の得た情報によ
れば、輸送会社DHLに対する巨額の恐喝であった、とブランデンブ
ルク州内務大臣カール・ハインツ シュレーター(社会民主党)は
日曜日に述べた。危険な小包は金曜日に、クリスマス市近くの薬局
に送りつけられ、そのため市場は、警察が立入禁止にしていた。警
察によれば、爆弾は「極めて危険」であった。

     国内ニュース

性的暴行 スキー本課程校に隠蔽の疑い

オーストリアのスキースポーツでの性的暴行の疑いは、まだ決着を
見ていない。「シュタンダルト」紙は日曜日に、複数の元生徒と被
害者の母親の言葉として、シュトゥバイタールのスキー本課程校ノ
イシュティフトの全寮制学校の生徒は、1970年代に校長から的的に
暴行を受けていた。学校幹部はこれに関する通知を知っていた、と
関係者は新聞に述べた。寮長はそれにもかかわらず、長年にわたっ
て学校で勤務を続けていた、とのことである。




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