12月11日〜17日のオーストリアのニュース



12月11日(月)

     国外ニュース

ニュー ヨークでの逮捕劇 爆発は襲撃の試み

ニュー ヨークの地下鉄駅の爆発は、試みられたテロ襲撃事件で
あった、と市長ビル デ ブラシオが、同市で開いた記者会見で述
べた。警察によれば、爆発直後に逮捕した容疑者は、27歳の男で
あった。犯人と見られる者の他に、3人の歩行者が軽傷を負った。

     国内ニュース

女性裁判官が担当 最高裁判所は連邦住宅供給会社裁判開始へ

最高裁判所は、長い間計画されていた元財務大臣カール・ハインツ 
グラサーと他の容疑者に対する裁判を、始める方針を示した。月曜
日午後に最高裁判所は、裁判官マリオン ホーエネッカーが担当す
るのを変えることはない、との判断を下した。これによりこの裁判
か火曜日に始まる可能性がある。被告の弁護士は、ホーエネッカー
を受け入れることはできない、と述べた。裁判所に地には、彼女に
対する措置をさらに取る計画である。




12月12日(火)

     国外ニュース

EUは近東交渉を改めて開始するべく努力

EUは、イスラエルとパレスチナ人の間で、新たに近東交渉を開始す
るよう努力を続け知恵僂。EU外務委員フェデリーカ モゲリーニ
は、火曜日夕刻にストラスブールで、2国家併存による解決以外に
選択肢はない、EUは「直接交渉開始に向けて、国際的な枠組」を作
り出すよう努力している、と述べた。

     国内ニュース

連立交渉は最終局面に 週末に決着か?

連立交渉は、おそらく最終段階に入る。オーストリア放送協会と
「シュタンダルト」紙の情報では、交渉は週末に終わる。両党の委
員会はすでに、来週初めに宣誓式を行う可能性がある、と発表し
た。報道によれば、ヨーロッパ政策で合資が成立し、EUの活動計画
は、国民党党首セバスティアン クルツが首相に就任した際に持ち
込まれた。直接民主制の問題は、コンゴ決着を図ることになる。閣
僚人事も未解決の問題である。




12月13日(水)

     国外ニュース

米国共和党はアラバマ選挙で深い亀裂をさらす

米国大統領ドナルド トランプは、アラバマ州では2016年の大統領
選挙で、62%の支持を受けた。火曜日の上院議員選挙では、共和党
は、その拠点を25年ぶりに、民主党の候補に譲り渡した。これによ
り、上院での共和党の優位は、1議席となったが、党内でもこの選
挙結果は、トランプにとって敗北と捉えている。穏健な党内有力者
と、仇敵の強硬派の亀裂はますます深まっており、問題の国保者ロ
イ ムーアの敗北に対する反応は、多数出ている。

     国内ニュース

破産申請 ニキが飛行機運航を停止

定期航空会社ニキの期待は、今後しばらく離陸することはない。同
社は水曜日に、破産を申請した。ドイツのルフトハンザ社が今まで
は購入に関心を示していたが、急遽取りやめて、EU委員会が抵抗す
る可能性があるため、買収するつもりはなくなった、と発表してい
た。この定期航空会社が今後どうなるかは、完全に不明である。創
業者ニキ ラオダは、同社を取り戻すつもりで、木曜日には緊急会
議を開く。数百人の雇用が危険にさらされている。




12月14日(木)

     国外ニュース

割当は「非効率」 オルバンたちはトゥスクの作った環境を利用

EU内部での難民の分散受入の割合を巡る対立は、ブリュッセルでの
首脳会談開始前から早くも、暗い影を投げかけた。EU評議会議長
トゥスクが事前に、首脳会談の提案に含まれている受け入れ割合
は、「非効率的」である、と評したのが、その原因である。(ポー
ランド、ハンガリー、チェコ、スロヴァキアの)ヴィシェグラード
諸国にとっては、攻撃に打って出るきっかけである。「ヨーロッパ
最重要人物」は、「ようやく真実を述べた」とハンガリーは評して
いる。首相ヴィクトル オルバンと、他の3カ国の要人は、EU委員
会を喜ばせるために、言葉でも行動でもトゥスクに従伊、「リビア
のために数百万オイロ」が必要だ、と述べた。トゥスクの発言は全
く理解できない、とオーストリア首相クリスティアン ケルン(社
会民主党)とドイツ首相アンゲラ メルケルは述べた。

     国内ニュース

国民党と自由党の連立交渉は最終段階か

国民党と自由党の連立交渉は最終段階である。まずはいくつかの班
に分かれて、その後党幹部による集中的な交渉を数週間続け、国民
党党首セバスティアン クルツと、自由党党首ハインツ・クリス
ティアン シュトラーヘは金曜日に、最終段階の交渉で顔を合わせ
る。木曜日夕方にも交渉は行なわれた。クルツはその前に、国民党
交渉団のゲルノト ブリュメルと記者会見にの地味、いくつかの点
がまだ未解決であるが、現時点では間もなく決着することに疑いは
ない、と述べた。




12月15日(金)

     国外ニュース

EU首脳会談で「英国離脱」を第2段階に進めることを認める

ブリュッセルでのEU首脳会談の2日目は、英国の離脱一色に染まっ
た。各国の大統領と首相は、金曜日会談の最後で、交渉を第2段階
に進めることを認める方針を示した。英国議会で深刻な敗北を受け
た後、首相テリーザ メイには、よい知らせとなった。ただし安堵
できるのは短時間かもしれない。EUの方針は、明確なもので、
第2段階は、さらに「大幅に困難になる」というものである。

     国内ニュース

連立成立 国民党と自由党は合意

国民評議会選挙から2ヶ月、国民党と自由党は金曜日晩に、連立結
成に合意した。国民党党首セバスティアン クルツと自由党党首ハ
インツ・クリスティアン シュトラーヘは、短い声明の中で、合意
に達したことを発表した。その際両者は、「同じ権利を持った」交
渉で行なっている、と称賛した。クルツは、選挙が変化を定めるも
のであったが、これを「力を合わせて実現する」と述べた。




12月16日(土)

     国外ニュース

国連安保理はエルサレム決議案を検討

米国大統領ドナルド トランプは、エルサレムをイスラエルの首都
として承認したが、国連安全保障理事会は、これにはっきり反対す
る決議案をまとめている。AFP通信が入手したエジプトの案では、
エルサレムの地位に関する一方的な決定は、いかなるものであれ法
的に効力を持たない、とされている。国連の外交官によれば、この
案の採決は早ければ月曜日に実施される。トランプは12月6日に、
全世界が緊急に警告を発する中、エルサレムをイスラエルの首都と
して承認し、米国大使館をテル アヴィヴからエルサレムに移す、
と予告した。この決定は、イスラーム教国およびアラブ諸国で激し
い抗議を引き起こした。パレスチナ人居住地域では、再び暴動が起
き、数人が死亡した。

     国内ニュース

政権綱領の詳細 野心的であるが曖昧

国民党と自由党は土曜日、「共に。私たちのオーストリアのため
に」という題名をつけた180ページ強の政権綱領を発表した。その
中では再び、「新たな手法」がしゅちょうされており、これを用い
て連立政権は今後5年間の政権を担当するほうしんである。発表さ
れた項目、移民の規則強化、官僚主義の解体のほか、2つの難しい
問題に注意深く合意をした。直接民主制には、高い省益が設けら
れ、国会議員の資格は残された。行政及び税制改革は、野心的であ
るが、詳細については言及されていない。




12月17日(日)

     国外ニュース

事件後1年 ベルリン襲撃に関する疑問は爆発力を秘めている

ベルリンのクリスマス市が襲撃を受け、12人の死者が出てからほぼ
1年、新たな疑問が浮上した。犯人はなぜ、事前に逮捕されなかっ
たのか、が本質的な問題である。捜査書類を引用したドイツでの報
道によれば、アニス アムリは、すでに発表されていたよりもずっ
と以前から、集中的に監視を受けていた。それにより警鐘が鳴らさ
れ萎えればならなかった、とのことである。複数の秘密情報部員
が、関与していた可能性がある、とのことである。

     国内ニュース

ラオンスキ・ティーフェンタール 政府広報の微妙な任務

国民党と自由党の連立政権の作業の「新たな手法」は、広報でも明
らかになっている。一人の人の声でこれを伝える方針である。すで
に広く伝えられているように、経験ある人物が見いだされた。有力
外交官のペーター ラオンスキ・ティーフェンタールが、この職を
引き受ける。おそらく政府広報の計画とは独立して、きわめて慎重
さが必要な仕事になる。彼の能力は、ニュー ヨークの国連広報部
長として、しょうめいされている。国民党党首セバスティアン ク
ルツと、自由党党首ハインツ・クリスティアン シュトラーヘは、
広報の彼と一緒には、閣議後の記者会見を開くことは少ない模様で
ある。




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