1月8日〜14日のドイツのニュース



1月8日(月)

リビアで難民船沈没では少なくとも64人が死亡

週末にリビア沖合で、難民を乗せすぎたゴムボートが沈没し、当初
わかっていたよりもはるかに多くの死者が出た。国際移住機関IOM
によれば、救助された人への聞き取りによれば、死者は少なくとも
64人である。イタリア沿岸警備隊と海軍によれば、子供と女性多数
を含む80人以上を救助できた。これは新年になってから初めて明ら
かになった、地中海の難民船の事故である。地中海を経由してヨー
ロッパを目指す移民の経路は、世界で最も危険である、と見られて
いる。2017年には、非難の途上、3千人以上が死亡した。

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連邦政府はヴェトナムを「信頼を壊した」と非難

ベルリン誘拐されたヴェトナム人チンの裁判が始まったことを受
け、ドイツ政府は、ヴェトナム政府に対する厳しい批判を続けた。
外務省公報によれば、ドイツ政府は当初から、誘拐事件であると明
言し、全く容認できない国際法違反であり、信頼を破壊するもの
だ、と批判した。外務省は、この裁判にはドイツの高度な法治国家
としての要求が必要である、と迫っている、とも述べた。チンは
7月に、奇妙な状況でベルリンから姿を消していた。元共産党幹部
で、国営石油採掘企業の社長出会った彼には、経営失敗及び横領の
容疑がもたれている。ハノイで有罪判決が出れば、彼には長年拘留
刑あるいは死刑が言い渡される可能性がある。

イラン司法は抗議活動の主催者に最高刑を要求

イラン司法は、政府を批判する抗議活動の主催者たちに、最高刑を
要求した。ISNA通信の発表によれば、司法省長官代理シャリアリ
は、これは暴動を組織し、実行に移した者すべてに適用される、と
述べた。シャリアリは、逮捕者の数について、一切の情報を発表し
なかったが、その数は1千人から1千8百人と言われている。国営の
報道機関は、抗議活動の主催者は、野党組織「民衆ムジャヒディー
ン」あるいは王家の者である、と報じた。治安筋は、米国秘密情報
部が関与している、とも述べている。CIA局長ポンペオは、米国秘
密情報部の関与を全面的に否定している。

マクロンはヨーロッパと中国の協力を進めると誓う

フランス大統領マクロンは、中国訪問の冒頭で、ヨーロッパと中国
の貿易協力を進めると誓約した。彼はアジアとヨーロッパをつなぐ
歴史的な貿易経路の出発点である西安市で、中国政府が計画してい
る「新シルクロード」は一方通行路であってはならない、このよう
なつながりは、協力が成立した場合にのみ、利用可能である、と付
け加えた。中国は、ヨーロッパとアジアの貿易のために、道路、鉄
道、海路を新設するために、1,130億オイロを兆圧する計画であ
る。フランス大統領府によれば、3日間の中国訪問の中心は、北朝
鮮紛争、テロとの戦い、気候変動、貿易問題である。マクロンの今
回のアジア訪問は、昨年夏に大統領に就任してから、初めてのもの
である。




1月9日(火)

お休みです。



1月10日(水)

チュニジアで抗議活動 負傷者多数

チュニジアの複数の都市で、二晩続けて、デモ隊と治安部隊の暴力
的な衝突が起きた。内務省広報は、全国で49人の警官が負傷し、
「暴動を起こした者」206人が逮捕された、チュニス郊外では、
スーパーマーケットが略奪された、と述べた。首都チュニスの西
30キロのテブルバでは、月曜日に集会が開かれ、デモ隊1人が死亡し
ていた。警察は、45歳の男性を殺していない、と述べている。この
抗議活動は、高騰する生活費と増税に向けられている。月曜日に
は、最重要野党が、政府に支出削減策に反対して、さらに抗議活動
を呼びかけていた。代わりに首相ユーセフ シェーヘドは、平静を
呼びかけ、デモは受け入れられるが、暴力は受け入れられない、と
述べた。

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リビア沖で船に乗った難民少なくとも90人が行方不明

公式発表によれば、北アフリカのリビア沖では90人から100人が行
方不明である。沿岸警備隊は、彼らは沈没した船に乗っていた、首
都トリポリ近くの沖合で、救助活動が3回行われ、火曜日以降に
280人の難民を救助した、と述べた。彼らの多くは、アフリカ諸国
の出身である。リビアは、ヨーロッパを目指す難民にとっては、最
重要乗り継ぎ地点である。推定によれば、40万人から1百万人の移
民が、暴力と内戦に揺れるリビアに滞在しており、さらなる渡航に
期待している。ただし、密入国業者連合の船の多くは、航海に耐え
られない。地中海を経由する移民の経路は、世界で最も危険であ
る。国際移住機関によれば、2017年には、3千人以上が溺死した。

トルコはシリアのイドリブ州での軍事攻勢を止めるように求める

シリア治安部隊が、北西部のイドリブ州で攻勢をかけているため、
トルコはロシア及びイランとの間で緊張強まっている。トルコ外相
チャヴシュオールは、シリアの権力者アサドの同盟者に対して、政
府に公正を止めるように働きかけるように、と呼びかけ、この進軍
は、イドリブで進んでいる緊張緩和を疎外する、と述べた。この緊
張緩和は、トルコ、ロシア、イランの提案で行なわれたものであっ
た。保護地域では、反乱勢力と軍の停戦が行なわれることになって
いる。ただしこれは、イドリブ州の広い範囲を支配しているファタ
ハ・アル・シャム前線に属するジハード主義者には、適用されてい
ない。トルコ外務省は、イランとロシア大使を呼び出し、彼らにト
ルコが「不快感」を持っていることを伝えた。この知己では激しい
空爆が行なわれ活動家によれば民間人数十人が、すでに死亡してい
る。国連の発表によれば、12月に攻勢が始まってから、10万人ほど
のシリア人が、主としてトルコ国境に避難している。

カタルーニャ分離独立派は連立に合意

スペインの紛争地域カタルーニャに、政権を樹立する努力が行なわれ
ているが、これに動きがあった模様である。独立を目指す2つの大
政党が、連立政権の結成に合意した。この政府は、10月に解任され
たこの地域の長プチデモンに率いられることになる。両党の広報
は、プチデモンと左派民族主義政党「カタルーニャ共和主義左翼
ERC」の党首ロヴィラが、ベルギーの首都ブリュッセルで、これを
決定した、と発表した。ただし、プチデモンの「共にカタルーニャ
のために」同盟と「カタルーニャ共和主義左翼」は、12月21日の選
挙の後に、地方議会では過半数を得ていない。そのため両党は、急
進左派政党「人民統一候補」に頼らざるを得ない。プチデモンは、
中央政府に解任されてから、逮捕を避けるためにブリュッセルに逃
れている。背景にあるのは、カタルーニャのスペインからの独立声
明を巡る対立がある。




1月11日(木)

ガブリエルはEU会談後イランの核協定を支持

外務大臣ズィークマール ガブリエルは、EU主要国の外務大臣およ
びイランの外務大臣モハンマド ジャヴァード ザリーフと会談し
たあと、イランとの核協定の意義を強調した。ガブリエルはブ
リュッセルで、核兵器開発を阻止するのは、外交的手段によって可
能である、と世界に示す最も重要な意志表示である、と述べた。さ
らに彼は、「我々は核協定を破壊しようという突発的な試みから、
この協定を守るつもりである」とも付け加えた。EU外務委員フェデ
リーツァ モゲリーニは、この協定は機能しており、主要な課題を
果たしている、と強調した。米国大統領ドナルド トランプは、
2015年のウィーン協定を、「過去のすべての時代に結ばれた最悪の
条約」と呼んだ。金曜日に彼は改めて、停止中のイランに対する制
裁を再実施するかどうか、決めなければならない。

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イラン元司法相がハノーファーの病院を去る

人間性に反する犯罪容疑で、連邦検察が介入したことを受け、イラ
ン元司法相シャールディは、ドイツでの治療を終わりにした。警察
広報は、彼が随行者と共に、ハンブルク空港からドイツを出国した
ことを認めた。連邦検察には、犯罪の複数の告発がよせられてい
た。その中ではシャールディが、子供たちに対する死刑判決を認め
たことなどで非難されている。連邦検察は、捜査を開始することを
検討している。正しいままでに得られた知見では、逮捕命令には十
分ではない。シャールディは、1999年から2009年まで、イラン司法
相を勤めていた。人権組織国際アムネスティによれば、彼は在任
中、多くの死刑判決を言い渡した責任者である。

連邦裁判所はヴッパータールの「シャリア警察」無罪を破棄

連邦憲法裁判所は、ヴッパータールのいわゆる「シャリア警察」事
件での、無罪判決を取り消し、この案件を担当する州裁判所に差し
戻した。判決理由によれば、州裁判所の裁判官たちは、「シャリア
警察」との表現がついた警告胴衣の着用が、制服禁止に違反してい
るかどうかという問題で、間違った検討をした。7人の被告は、州
裁判所からは、無罪を言い渡されていた。彼らは2014年に、若いイ
スラーム教徒に話しかけ、ゲームセンター、飲食店、売春宿を訪れ
たり、飲酒をさせないように、夜間にヴッパータールを巡回してい
た。この事件は、連邦各地で怒りを招いていた。

連立意向打診会議は最終段階に入る

キリスト教民主、社会同盟と社会民主党による、連立政権樹立に向
けた意向打診会議は、おそらく最終段階に入っている。各党の交渉
役は、ベルリンの社会民主党本部で、交渉を再開した。この会議は
昼間、あるいは木曜日夜に終わる予定である。その後、正式に連立
交渉に入るのに十分な共通性があるかどうか、確定することになっ
ている。社会民主党党首シュルツもキリスト教民主党首で、連邦首
相のメルケルも、取りのけなければならない「巨大な塊」がある、
と述べた。メルケルは、解決があると期待するように、と述べた。
シュルツは、「ヨーロッパのために立ち上がる」ように力を尽くし
た。この会議と並行して、環境保護団体グリーンピースは、より気
候を保護することを求めて、抗議を行なった。その背景には、3党
が、温室効果ガスの排出を2020年までに4割削減するとの国の目標
を放棄しようという意図がある。




1月12日(金)

社会民主党幹部は大連立を巡る交渉を開始するよう党大会に勧告

社会民主党幹部会は、連立意向打診会議が終わったことを受け、多
数の支持で連立協議に入ることに賛成した。1月21日の同党党大会
では、キリスト教民主、社会同盟との間で、新連立政権(通称「グ
ロコ」)を新たに開始するために、交渉に入る決定をするように、
勧告が示される。党首マルティン シュルツは、数日間におよぶキ
リスト教民主、社会同盟との意向打診会議の後、「大きな成果を上
げた」と述べていた。一方、社会民主党の左派は、富裕者に対する
増税と、人道的難民政策の要求が認められないままだった、と不満
を述べた。首相アンゲラ メルケルは、特にヨーロッパ政策とドイ
ツのコンピューター化に関する合意が成立したことを、称賛した。
キリスト教民主同盟の連邦幹部と、キリスト教社会同盟の州組織
も、連立交渉に賛成した。
28頁の妥協案によれば、増税は予定されておらず、社会民主党か求
めていた最高税率の引き上げも、決着積みである。難民のうち、保
護の地位が誓約されている者が、家族を呼び寄せるのは、困難な状
況が生じたときに限って、許可される。移住に関しても、一種の上
限が1年で18万人から20万人に制限することで、合意が成立した。

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EU委員会議長「意向打診会議の結果には『全面的に満足』

キリスト教民主、社会同盟と社会民主党が、新連邦政府結成に関す
る意向打診会議で、ヨーロッパ政策移管して合意したことに、EU委
員会及び複数のヨーロッパ政府が、肯定的に反応している。EU委員
会議長ユンケルは、ブルガリア訪問中に、「これはヨーロッパ政策
を議論する上で、極めて大きく、前向きの、未来を指し示すような
貢献である。だから私は全面的に満足している」と表明した。賞賛
の声は、例えばフランスやイタリアからもよせられている。ドイツ
に大連立政権が新たに成立した場合には、キリスト教民主同盟、キ
リスト教社会同盟、社会民主党は、オイロ使用地域の国々を安定さ
せるために、専用の基金を共同で運営する用意がある、と表明し
た。さらにEU予算に対する、ドイツの分担金引き上げを約束した。
3党は原則的には、オイロ使用地域改革に向けて、フランスと密接
に協力するのに賛成した。

トランプの「不潔な穴の国々」発言に広い範囲から怒りの声

国連人権高等弁務官事務所は、米国大統領トランプが、貧しい国々
に関して「不潔な穴(肥だめ)」発言に、「衝撃的」で「人種差別
的」である、と非難した。同事務所広報コルヴィルはジュネーヴ
で、トランプはこの発言で、外国人に対する敵意をあおり、すべて
の組織をのけ者にした、と糾弾した。アフリカ連合も、驚いた、と
反応した。米国での報道によれば、トランプは上院議員と、新たな
移民法に関して協議した際に、アフリカお呼びは位置からの移民に
関して、軽蔑的な発言をしていた。それによれば、なぜこれほど多
くの人が「不潔な穴の国々」から、米国にやって来るのか、と質問
した。彼は、ノルウェイあるいはアジアからの移民を増やすことを
提案していた。国連の広報は、トランプが過去には、反ユダヤ主義
者および人種差別主義者と、袂を分かっていないことを指摘した。

米国財務相はイランに対し手新たな制裁が科されると予期

米国大統領トランプは、イランに対する制裁に関して、決定を下す
予定である。核に関する国際協定と引き替えに、イスラーム教国イ
ランに対する米国の制裁は停止されているが、これを再開するかど
うか大統領が決める期限が、金曜日にあたっている。米国財務相マ
ヌーチンは、ワシントンでの記者会見で、トランプはイランに対す
る新たな制裁を科すと予期している、と述べた。トランプは、
2015年にイランとの間で結ばれた核協定を、何度も「歴史上最悪の
協定」として批判していた。彼が米国の制裁を再開すれば、合意の
未来が危険にさらされる。イラン外相ザリーフは、木曜日にブ
リュッセルを訪問したが、EUはその際に、イランとの核協定を擁護
した。




1月13日(土)

トランプを拒絶 イランは核協定修正を拒否

米国大統領ドナルド トランプは、核協定の修正を要求したが、イ
ランはこれを断固退けた。イラン外務省は、「この核協定は、国際
的に承認されて、締結された条約で、新たに交渉することはできな
い」と強調し、それゆえ2015年のウィーン協定以外の義務を受け入
れるつもりはない、と発表した。トランプはこれより前に、イラン
に対する制裁を、120日間停止するが、ムッラー(律法学者)政権
により厳しい態度を取るよう求めていた。ヨーロッパの同盟国に
は、次の期限が切れるまでに、より厳しい規則を作るように要請し
ていた。
この協定に加わっているEU、中国、ロシアは、追加して修正するの
を拒否している。ロシア副外相セルゲイ リャブコフは、米国はこ
の協定を、「ブルドーザー」変えようとしており、これに抵抗しな
ければならない、と批判した。

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「不潔な穴」発言を受けアフリカ諸国はトランプの謝罪を要求

アフリカの54カ国は、米国大統領トランプに、「不潔な穴(肥だ
め)の国々」という言い方を謝罪し、これを撤回するように求め
た。アフリカ各国の大使は、ニュー ヨークで緊急会議を開いた後
で、自分たちは「米国大統領の不愉快で、人種差別的で外国を敵視
する発言に、極めて動揺している」と述べた。また彼らは、「米国
政府が、アフリカ及びアフリカ出身の人々を侮辱する傾向を持ち続
け、あるいは強めているのを懸念している」とも語った。報道によ
れば、トランプは大統領府での会議で、移住者の貧しい出身国を、
「不潔な穴の国々」と侮辱した、とのことである。これは全世界で
憤慨を呼んだ。米国議会でも批判が起きている。トランプ地震は、
この言葉を使ったことを否定している。

韓朝両国はさらなる会談に合意

北朝鮮と韓国間には、さらに緊張緩和に向けた兆しがある。来週月
曜日には、国境のパンムンジョンの北朝鮮側にある統一館で、実務
者たちが会談を開く、とヨナプ通信は報じている。ここは1953年
に、朝鮮戦争終了が、停戦協定でかくていしたばしょである。韓国
統一省によれば、2月に韓国のピョンチャンで開かれる冬季オリン
ピックに、北朝鮮は芸能集団を送り込むと提案していた。両国は火
曜日に、緊迫していた両国関係を改善するために、広範な対策を取
ることで合意していた。その一つとして、冬季オリンピックを成功
させるための協力と、軍事交渉の再開が含まれている。

チェコ大統領ゼマンはドラホスとの決選投票に進まざるを得ない

チェコ大統領選挙では、現職のゼマンが大きく優位に立っている。
ほぼすべての票の集計後で、73歳のゼマンがほぼ40%の票を集め
た。第2位には無所属の化学教授ドラホスが26%強がつけている。ゼ
マンが絶対多数に達しなかったので、2週間後に、予想通りドラホ
スとの決選投票に臨まなければならない。ゼマンは選挙戦では、移
民反対派で、弱い人々のために戦う人との立場を取りっていた。ま
た彼は、ロシアと中国と良好な関係を持ち続けている。ドラホス
は、NATOおよびEU加盟国である同国を、再び西側志向を強める方針
である。今回の投票率は、5年前の第1回大統領選挙の時と同様、お
よそ840万人の有権者のうち、6割弱であった。




1月14日(日)

キリスト教民主、社会同盟は社民党の修正要求を拒否

社会民主党は、連立意向打診会議で協力して取りまとめた結果を、
修正するよう求めたが、キリスト教民主、社会同盟は、これを拒否
した。キリスト教民主同盟副党首トーマス シュトロブルは、ドイ
ツ編集部連絡網の新聞に、合意されたことは有効である、キリスト
教民主同盟とキリスト教社会同盟は、内容的な項目をもう一度取り
あげることに、強く反対している、と述べた。社会民主党の懐疑的
な意見に対する批判は、ラインラント・プファルツ州のキリスト教
民主同盟副党首ユーリア クレックナーからもよせられている。社
会民主党の要人はこれより前に、新たな大連立に関する交渉に向け
て、意向打診会議の結果を、大きく修正するように求めていた。ベ
ルリン市長ミヒャエル ミュラーは、キリスト教民主、社会同盟の
新たに連立することに、「極めて批判的な」立場を取っており、
「住居、移住、社会への溶け込みが問題担っていない」と述べた。
社会民衆党ラルフ シュテークナーも、批判した。

     その他のニュース

ドイツはテロとの戦いでヨルダンを支援

ドイツ政府は、ヨルダンのの関係を拡大し、イスラーム教徒のテロ
との戦いで、長期的に同国を支援する意向である。国防相フォン 
デア ライエン(キリスト教民主同盟)は、訪問先のヨルダンの首
都アンマンで、ドイツは現地の安定に、強い関心を抱いている、と
述べた。彼女はその表現として、治安部隊に、小型バス56台、ト
ラック70台、訓練用飛行機2機を譲渡し、内戦の国シリアとの国境
での彼らの移動能力改善に貢献する意向である。この軍備は、総額
1千8百万オイロである。また彼女は、ヨルダン王国は見本となるよ
うな形で、数百万人の難民を受け入れた、とヨルダンの活動を称賛
した。

チュニジアは抗議を受け社会福祉計画を拡充すると予告

チュニジアでは、一部が暴力的となった増税及び物価高騰に対する
抗議活動を受け、困窮する人々への支援を拡大する、と予告した。
社会福祉相トラベルスキは、この支援計画は、換算しておよそ6千
万オイロに増額する、と発表した。およそ25万の家族が、この措置
で支援を受ける。抗議活動は先日、全土に拡大し、デモ参加者1名
が死亡していた。政府は兵士を派遣し、暴動を掌握しようとした。
今週合わせると、およそ8百人のデモ隊が逮捕された。

教皇「移民に対する不安を克服せよ」

教皇フランツィスクスは、難民に対する不安を克服するように呼び
かけた。彼はサンピエトロ広場で開かれたカトリックの「世界難民
の日」の礼拝で、異質なものに対する不安には理由はあり、人間的
なものと見なされる疑問に基づいているが、この不安が解答と決断
の決定的な要因である、と認めるのは罪である、と述べた。フラン
ツィスクスは移民を守り、社会に溶け込ませるのは、受け入れ国の
義務である、と強調し、移民としては、受け入れ国の法律と習慣を
尊重するのは義務である、と述べた。その後彼は、カトリック教会
の記念日は、今後は1月ではなく、9月の第2日曜日に祝う、これに
呼応して、次回の「世界難民の日」は2019年9月8日に開く、と発表
した。ドイツではこの記念日は、数年前からすでに、9月に開かれ
ている。




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