３月１２日〜１８日のオーストリアのニュース
３月１２日（月）
国外ニュース
毒殺されたスパイの件でメイはロシアに最終通牒
元ロシアの二重スパイセルゲイ スクリパルとその娘が、毒を盛ら
れた謎の事件で、英国政府はロシアに対する態度を、大幅に厳しく
した。首相テリーザ メイは月曜日、神経毒の分析を終え、ロシア
がこの攻撃を行なった「可能性が極めて高」く、在ロンドンのロシ
ア大使はすでに、外務省に呼び出した、と述べた。さらにメイは、
解明に協力するように求める最終期限を、火曜日に設定した。ロシ
アはすでに数回にわたって、これに関する責任はないとしていた。
国内ニュース
憲法擁護テロ対策局長の任期は延長との報道
「ファルター」誌によれば、今まで連邦憲法擁護及びテロ対策局
BVTの局長を務めていたペーター グリントリングは、この職に、
少なくとも理論上は留任する。彼の契約延長には、1月末に、内務
大臣ヘルバート キクル（自由党）が署名し、連邦大統領アレクサ
ンダー ファン デア ベレンに送られ、2月末頃に署名された。
ただしグリントリングは、この契約書を受け取っていない。
３月１３日（火）
国外ニュース
ティラーソン解任 解任前にトランプとの話し合いはなかった
米国大統領ドナルド トランプは、彼の外務大臣レックス ティ
ラーソンを解任する意向であることは、ずっと以前から観測されて
いた。火曜日に彼はこの決定を、インターネット上で確定した。そ
れを覗いても、解任をめぐる状況はいぶかる声が出ている。トラン
プは事前に、直接ティラーソンと話し合っていなかった。ティラー
ソンは、解任理由を知らない、と外務次官は述べた。この次官も
ティラーソンに続いて解任された。ティラーソン自身は冷静な態度
で、木曜日にも職務引き継ぎを行なう、と予告した。
国内ニュース
憲法擁護及びテロ対策局長自宅待機 野党は内相への措置を検討
内務大臣ヘルバート キクル（自由党）は、今まで連邦憲法擁護及
びテロ対策局の長を務めていたペーター グリトリングを、自宅待
機にした。ただしグリトリングは再任された。公式の理由は、グリ
トリングに対して、職権乱用の操作が起きている。野党は、彼が色
の塗り替えの犠牲者となった、と見ている。社会民主党は、キクル
が職権乱用の疑いが濃い、と見ている。ピルツ候補者名簿は、キク
ルに対する不信任案を提出する意向である。
３月１４日（水）
国外ニュース
拷問賛成派のジーナ ハプセルはCIA長官に
ジーナ ハプセルは、米国の国外秘密情報部の部長に就任する。そ
して米国大統領ドナルド トランプは、火曜日にある女性をCIA部
長に指名する、と胸をはった。自分の決定は「歴史上画期的な事
件」である、と述べた。ただしは彼女の指名には反対意見もある。
彼女は以前、ジョージ W. ブッシュ政権下で、テロ容疑者の拷問の
責任者であった。人権活動家は彼女を「水責めの女王」とすら呼ん
でいる。さらにこれ以上の人員補充に関する噂が広まっている。
国内ニュース
自宅待機になった憲法擁護テロ対策局長は反論
連邦憲法擁護及びテロ対策局BVT局長の職を自宅待機になってから
1日、ペーター グリトリングは、発言を求め、自分には「全く咎が
あるとは思っていない」と述べた。細部の多くは自分には、「不
審」であるように思われる、自分はこの非難を弁護するつもりであ
る、と「ティロール新聞」に述べた。国民党所属の法務大臣ヨーセ
フ モーサーはこれより前に、同局の捜査中の措置を弁護し、グリ
トリングには情報消去命令を意図的に怠った疑いがある、と述べ
た。
３月１５日（木）
国外ニュース
東グータから大量に避難者
反乱勢力の飛び地東グータの情勢は、ますます耐えられないものに
なっているようだ。英国に拠点を置くシリア人権監視団の情報によ
れば、シリア大統領バシャール アル・アサドの軍隊は、東グータ
の7割をすでに支配している。様々の情報源によれば、水曜日には
大量の避難民が出た。およそ1万3千人が東グータを離れ、ダマスカ
ス近郊の受入施設に収容された。ただし一方食料品を積んだ輸送車
団も到着した。
国内ニュース
連邦議会で内相は憲法擁護及びテロ対策局事件で対立路線を歩む
連邦憲法擁護及びテロ対策局BVT事件の経緯は、相変わらず大きな
波紋を投げかけている。木曜日には（上院にあたる）連邦議会でそ
うなった。各州の代表が集まる同議会の「緑の人々」所属議員は、
内務大臣ヘルバート キクル（自由党）と法務大臣ヨーセフ モー
サー（国民党）に対して、緊急質問を提出した。その中で議員たち
は、両大臣あるいはその職員が、同局捜査の準備に関与していたか
どうか、知りたがっている。モーサーは、家宅捜索の申し合わせ
を、適法的であった、と見ている。キクルの回答の手法は、連邦議
会の緑の人々と社会民主党議員の間で、怒りを引き起こしていた。
３月１６日（金）
国外ニュース
毒物による攻撃 英国人はプーチンに直接の責任があるとする
英国とロシアの外交的対立は、元スパイのセルゲイ スクリパルと
娘がロンドン近くで、毒物による攻撃を受けてから、最高度に高
まっている。英国外務大臣ボリス ジョンソンは金曜日、これが大
統領ウラジーミル プーチンの直接の決定であった可能性が、「極
めて高い」と述べた。ロシア政府は、ジョンソンの「衝撃を与え、
礼儀を失した行動」に怒りを表明した。ロシアの実業家ニコライ
グルシコフがロンドンの自宅で死亡した謎は、まだ解けていない。
国内ニュース
新予算の詳細 政府は外国人への支出を削減
水曜日に財務大臣ハルトウィヒ レーガー（国民党）は、今後2年
間の予算を国会に提出する。各官庁はまだ予算額を明らかにしてい
ないが、国民党徒事湯桶の連立政権の支出削減計画に関して、金額
は早くも漏れ出ている。連邦軍は当初予告よりも少ない金額を得、
交通省は1年あたり2億オイロをあきらめなければならない。亡命希
望者と認めら連他難民の組織にも、具体的な数字が出ているが、政
府は特に多くの削減を行なう方針である。
３月１７日（土）
国外ニュース
「堂々とした」収入 スペインの年金受給者が障害に
スペイン政府は、主観前から、年金受給者の抗議に直面している。
土曜日にはデモは、今までの最高に達した。同国全土では数万人
が、1百を超える集会を開き、路上に繰り出した。マドリードは、
2018年には年金額を0.25%引き上げた。ただし物価上昇は2%であっ
た。報道機関が「灰色の洪水」と表現した抗議活動は、おそらく高
齢化しているスペインの社会福祉制度上の大問題を露わにした。し
かし保守派政権は、型どおりの言葉「不安には根拠がない」と述べ
た。
国内ニュース
予算に関する演説を前に政府は「骨子」を発表
時期予算に関する数字が、早くも漏れ始めた。財務大臣ハルトウィ
ヒ レーガー（国民党）の予算演説を4日後に控え、連邦政府は会
場の形でみずから、「骨子」の第一弾を発表した。2019年から連立
は、ようやく黒字を目指す。その際には行政と「非オーストリア
人」に対する支出を削減する。ただし詳しい数字にはまだ待たなけ
ればならない。政府は、負担軽減とより大きな資金を約束する分野
が、具体的にする予定である。
３月１８日（日）
国外ニュース
ロシア大統領選挙 予想ではプーチンが75%の票を獲得
ロシアの大統領選挙では、大統領ウラジーミル プーチンが、同国
の強い男として、地盤を拡大した。得票予想によれば、プーチンは
日曜日の選挙で、圧倒的な多数75%の支持で勝利した。その他の候
補者がには、当選の可能性はなかった。プーチンは、2024年まで大
統領に留まる。投票率は前回よりも高いが、野党と選挙監視団は、
2千5百の違反奥井があり、その中には複数回投票した件が含まれ
る。
国内ニュース
公務員は新年金保険協会の一員になるか？ 政府は「個別」検討
政権綱領には、新たな年金保険協会PVAの開設が含まれている。こ
の協会は、「すべての年金受給者を担当するが、例外もある。社会
福祉大臣ベアーテ ハルティンガー・クライン（自由党）からは、
自営業者、農家、鉄道職員の他、公務員組織を例外とするようにと
の提案を受けている、と同協会会長マンフレート アンデルレは述
べた。政府広報ペーター ラウンスキ・ティフェンタールは、日曜
日の夕刻、これとは異なり、この例外規定は「別々に」検討する、
と発表した。