6月18日〜24日のオーストリアのニュース



6月18日(月)

     国外ニュース

宇宙での主導権 トランプは宇宙空間に独自の軍を計画

米国大統領ドナルド トランプは、米軍の新しい部隊を創設する。
宇宙区間軍創設で、宇宙空間でも米国の防衛が可能になる。そのた
めに国防相は、速やかに「宇宙軍」創設を開始する、と月曜日にト
ランプは行った。「アメリカ防衛のために、宇宙空間にいるだけで
は不十分である。我々は宇宙空間で主導権を握らなければならな
い」と述べ、米国は月へ人間を再び送り込む、との望みを新ためて
述べた。

     国内ニュース

連邦住宅供給会社裁判 グラサーは初めて見解を表明

40日間の裁判のが、火曜日に動き始める。中心的な被告で元財務大
臣カール・ハインツ グラサー(自由党、無所属)は、連邦住宅供
給会社BUWOGをめぐる汚職疑惑に関して、事態に関する自分の見解
を初めて表明し、続いて裁判官マリオン ホーエネッカーの質問を
受ける。この裁判の具体的な容疑は、公務員による接待、証拠物件
の捏造、背任の指示である。グラサーはすべての容疑を否認してい
る。判決が言い渡されれば、彼には10年の綱領刑が言い渡される可
能性がある。




6月19日(火)

     国外ニュース

権力の空白の恐れ カチンスキは数週間前から姿を現していない

ポーランド与党「法と正義」党首ヤロスラフ カチンスキは、5月
はじめに入院してから、政治的な場所に姿を現していない。当初簡
単な膝の手術であるとされていたが、諸外国の報道機関は、その後
生命に関わるガンではないか、と推定している。力を持つ政治家
で、公職には就いていない彼は、まだ彼の後継者を決めておらず、
権力の空白が埋まれ、野党がこれを利用するかもしれない。

     国内ニュース

「私は無罪」連邦住宅供給会社事件でのグラサーの見解

民営化、私的なこと、行動計画、基本計画。元財務大臣カール・ハ
インツ グラサー(自由党、無所属)は、連邦住宅供給会社BUWOG裁
判の41日目に、多くの問題について態度表明を行なった。数時間に
及ぶ独白のなかで、主たる容疑者である彼は汚職及び贈り物の受け
取りの容疑に関して、弁護した。不動産会社CA Immoと連邦住宅供
給会社オーストリア共同事業体の入札2件はほとんど関連性がな
く、「単なる偶然であった」と述べた。「しゅうとめ資金」にかん
しても、「見せかけ上の注意」が払われていると述べた。彼自身
は、政敵にによる「基本計画」に基づく報道機関による狩たての犠
牲者である、と述べている。




6月20日(水)

     国外ニュース

EU特別首脳会談 亡命政策を厳格化する兆候

EU委員会議長ジャン・クロード ユンケルは、日曜日の特別会談
で、EU加盟国官を移動する亡命希望者に対する措置を厳しくするよ
う努力する。「南ドイツ新聞」によれば、首脳会談宣言の案の中で
は、「私たちは、隣国との国境近くでのEU加盟国間の移動のあり方
を柔軟化するつもりだ」と述べている。副首相ハインツ・クリス
ティアン シュトラーヘ(自由党)は、抜本的な転換に期待してい
る。

     国内ニュース

シュトラーヘは労働時間法に「自由意志」を書き込む

副首相ハインツ・クリスティアン シュトラーヘ(自由党)は、最
高労働時間の拡大案、1日12時間の労働を「最適の状態」にする方
針である。彼は昨日のテレヴィ番組で、自由意志をこの法律の中に
書き込むことができる、と述べた。彼は新たな労働時間に関する規
則に対する抗議活動を、「人々を混乱させるもの」で誤った情報に
に基づいており、ティロール州自由党労働者会議の会派長が、同党
から離党したのも同じである、と述べた。




6月21日(木)

     国外ニュース

亡命権 ヴィシェグラード4か国はEU小規模首脳会談に不参加

EU内部では、難民と移民の扱いに関して政治的対立が生じている
が、木曜日にはこれがさらに激化した。ヴィシェグラード4か国
(チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア)の会合には、
首相セバスティアン クルツ(国民党)も出席し、中部及び東部
ヨーロッパ諸国は、日曜日に開かれる亡命会議には参加しない、と
予告した。これより前にイタリアは、ドイツ首相アンゲラ メルケ
ルに、条件を突きつけていた。メルケル自身、連立政権が亡命を巡
る対立で揺らいでいる。

     国内ニュース

労働時間法 国民評議会特別会議が6月末に始まる

社会民主党の要請に応えて、国民党と自由党の労働時間法に関し
て、国民評議会の特別会議が6月末に開かれる。「1日あたり12時
間、週あたり60時間の労働時間が、国民党の提案社が持ち出してい
る。首相、そうはしないでください」がこの会議の主題である。首
相セバスティアン クルツ(国民党)もこの会議には出世息する予
定である。ただし社会民主党は、議論の実施時期に関して怒ってい
る。




6月22日(金)

     国外ニュース

人権問題で国連はベネズエラを厳しく批判

人道危機が厳しさを増しているだけではない。ベネズエラの人権状
況は危機的である。金曜日に公表された国連人権高等弁務官事務所
UNHCRの報告書は、このような結論に達している。その中では特
に、治安部隊が貧困地域に踏み込み、人々を殺害している、と非難
している。この報告作成には、国際刑事裁判所も関与している。

     国内ニュース

労働市場局「12時間労働で失業には影響はほとんど与えない」

予定されている労働時間法をめぐる戦いは、相変わらす激しいまま
である。連立与党と経済界は、全面的な称賛を与えているが、野党
と労働組合は、内容も法律の執行に関しても、警告を発している。
この法律は、一日あたりの最高労働時間を12時間に拡大する、との
内容を含んでいる。労働市場局AMS局長ヨハネス コプフは、雇用
に対して大きな影響を与えるとは思っていない。




6月23日(土)

     国外ニュース

亡命問題で困難な首脳会談になる見込み

日曜日にブリュッセルでは、EU加盟国複数の代表が、亡命及び難民
政策で、今後の方針を協議する。結論がどのようになるか、想像し
にくい。この問題では、ドイツの連立政権が分裂している。新イタ
リア政府は、実質的にこれ以上難民を受け入れるつもりがない。中
部及び東部ヨーロッパのヴィシェグラード4箇国は、これへの参加
に参加しない姿勢を続けている。状況がどれほど行き詰まっている
かについて、EU議会議長アントーニオ タイヤーニは土曜日に、厳
しい言葉で明確に述べた。彼はEUが分断しないように、と警告し
た。

     国内ニュース

新オーストリア党新党首にマインル・ライズィンガーが選ばれる

新オーストリア党NEOSは、新党首を持つ。土曜日にウィーン市会堂
で、今までウィーン市同党首と、連邦同党党首代理を務めていたベ
アーテ マインル・ライズィンガーが、マティアス シュトロルツ
の後任に選ばれた。彼女は94.7%の賛成を得た。シュトロルツは5月
に突然、政界からの引退を発表していた。彼は最後に、民主主義の
ために戦うよう呼びかけた。マインル・ライズィンガーは、自分の
方向性を「孤独な中道」のための活動である、と自認している。




6月25日(日)

     国外ニュース

トルコの選挙 野党はエルドアンの勝利に疑問を抱く

トルコでは日曜日に国会議員及び大統領の選挙が行なわれ、公式最
終結果が発表される前に、大統領レジェップ タイップ エルドア
ンは、勝利を発表し、「国民」が自分に「大統領と政権の任務を委
託」した、と述べた。野党の見方は異なる。野党はエルドアンの圧
勝を疑問視し、操作が行なわれた、と表明した。さらに野党は、突
発事件と選挙違反が複数あった、と報告している。

     国内ニュース

夏は小休止

来週も天気予報は夏ではなく秋を思い起こさせる。全国で雲と雨模
様である。太陽が顔を覗かせるのは一部で、特にオーストリア西部
と南部である。最高気温は金曜まで、地域によって16度から26度で
ある。アルプスの北側では、激しい庭川目が予想され、再び雷鳴と
稲光の可能性もある。




今日のニュースへ

過去のニュース(目次)へ inserted by FC2 system