２月５日〜１１日のオーストリアのニュース
２月５日（月）
国外ニュース
米国の近東攻撃は「端緒に過ぎない」
米国は、イランが支援する近東地域にいる武装組織に対して、今後
も報復攻撃を加える、と威嚇した。「我々は、追加攻撃と追加措置
を講ずるつもりである」と大統領府の国内安全顧問ジェイク サリ
ヴァンが日曜日のインタヴューで述べた。イエメンにいる親イラン
のフーシー派民兵は、これより前に報復する、と予告していた。
国内ニュース
社会民主党第8部はグーセンバオアーの追放に賛成
ウィーン社会民主党第8部は、元連邦首相で党首アルフレート グ
ーセンバオアーを、党から除名する方針である。これに関する手続
きは、まずアルサーグルント郡で行なわれる。
２月６日（火）
国外ニュース
激しい容疑 新委員会がUNRWAを調査
国連パレスチナ人支援組織UNRWAの職員に対する重大な容疑が明ら
かになったことを受け、国連事務総長アントニオ グテーレスは月
曜日、独立した委員会を設置する、と予告した。この委員会は
UNRWAの中立であるか、表kするためのものである。UNRWAの職員に
は、テロ組織ハマースが10月7日にイスラエルを攻撃したのに関与
していた、との疑いが持たれている。
国内ニュース
非政府機関と内務省 オーストリアは「最重要目的地」ではない
昨年の亡命に関する正式な統計はまだ提出されていない。ただし暫
定的な数字について、APA通信は月曜に報じており、その中では極
めて注目すべき情報が示されている。亡命を申請したが、他のEU加
盟国へと移動する人の数が、大幅に増えた。内務省と亡命調整は、
珍しく一致する推測にたどり着いた。それはオーストリアは、「最
も重要な目的地」ではない、というものである。ブルゲンラント州
社会民主党は、それに異議を唱えている。
２月７日（水）
国外ニュース
主権法 EUのハンガリーに対する手続き
EU委員会は、ハンガリーに対する新たな手続きを開始する。同委員
会が水曜日に発表したところでは、これはヴィクトル オルバン政
権が「外国の介入」を阻止するための法律を問題視している。この
法律は、同国の「主権」を監視するために作られた政府機関では、
EUは意見発表の自由とハンガリーのその他のヨーロッパ的な基本権
を制約するための手段である、と見ている。
国内ニュース
緑の人々は国民党の「明確な名称の義務」要請に反対
国民党は、インターネット上で明確な名前を使用することを義務付
けようとしているが、緑の人々はこれに反対した。今日のコンピュ
ーター化推進政務次官フローリアン トゥルスキ（国民党）と同党
事務長クリスティアン シュトッカーの記者会見がきっかけとなっ
た通達の中で、そのためには「現実的で、技術上可能な解決策が必
要で、それは意見公表の自由を制限せず、最高裁判所でも維持でき
るものでなければならない」と記されている。
２月８日（木）
国外ニュース
ロシア大統領選挙 反プーチンのナジェージュジンは排除される
ウラディミール プーチンに反対するボリス ナジェージュジン
は、来月のロシア大統領選挙に立候補することが許されない、と発
表した。選挙当局が、彼の立候補を棄却した、と木曜日にインター
ネット上で発表した。
国内ニュース
EU供給網法 コッハーが棄権する予定であるのに対する不満
経済大臣マルティン コッハー（国民党）が水曜日夕刻、計画され
ているEU供給網法で棄権をするつもりである、と発表した後、これ
に対する反応が出るまで長くは待つ必要はなかった。コッハーはも
ちろん、工業会および企業側の代表から支援を受けた。しかし被雇
用者の代表、非政府組織、環境保護からは拒絶の反応を得た。連立
相手（緑の人々）とも相変わらずうまくいっていない。
２月９日（金）
国外ニュース
小澤征爾死去
日本の人気指揮者小澤征爾が、88歳で亡くなった、と報じられてい
る。法に基づく公共放送NHKと他の日本の報道機関が金曜日報じた
ところで、2月6日に亡くなった。以前ヘルベルト フォン カラヤ
ンとレナード バーンスタインの助手を務め、30年間ボストン交響
楽団で過ごし、2002年から2010年までウィーン国立歌劇場の音楽監
督を務めた。ウィーン フィルハーモニーは、名誉会員である彼の
死を悼んだ。
国内ニュース
投票延期 EU供給網法に関しては決断が下されない
EU加盟各国は金曜日に、EU供給網法に合意することができず、これ
に関する投票を延期した。EU評議会議長国のベルギー広報が、これ
を発表した。オーストリアとドイツなどは、事前に棄権するつもり
であると説明しており、これが妨害と同じ効果を持った。EU筋の情
報では、金曜日に予定されていた投票は、12月14日に延期された。
２月１０日（土）
国外ニュース
アイスランドは3回の火山の爆発 新たな火山の時代へ
木曜日にアイスランドでは、火山が噴火したばかりである。1キロ
の裂け目が、溶岩が表面に噴出した。島南西部での爆発は、12月か
らですでに3度目である。科学者は土曜日に、この爆発は長い「侵
食輪廻」あるいは時代の始まりである、との見方をとっている。
国内ニュース
選挙の年 国民党はグラーツで勝利を誓う
国民党は土曜日、グラーツの集会場「石鹸工場」で、シュタイアー
マルク会議を開催した。これには間近に迫った挑戦的な数ヶ月間に
向けて、7百人ほどの幹部が勝利を誓った。州首相クリストファー
ドレクスラーはその席上、「国民に近い国民党」を強調した。この
会場は最後の席まで埋まった。ドレクスラーは選挙戦の冒頭につい
ては、事前には何も話そうとしなかったが、選挙戦の主題について
は連邦首相で党首のカール ネーハマーと話し合っていた。
２月１１日（日）
国外ニュース
イスラエルは攻勢前にラファまで「安全な回廊」を作ると約束
イスラエル軍がラファ市に対して間も無く地上軍による攻勢をかけ
る兆候が、ますます強まっている。最近は空爆が加えられてきた。
同時にラファに漂着した難民が、数十万二もいるため、イスラエル
のの報告書に対して、諸外国が警告を発した。日曜日にはイスラエ
ル首相ベンヤミン ネタニヤフは、民間人のために「安全な回廊」
を設置する、と約束した。ハマースは、イスラエルの人質釈放に関
する交渉を中断する、と威嚇している。
国内ニュース
行為としての芸術家ギュンター ブルースが死去
ウィーン行動主義の共同創設者にして、画家、設計家、作家のギュ
ンター ブルースが土曜日に、85歳で亡くなった。彼は1960年代
に、急進的な身体を用いた芸術と彼の行動で有名になった。その作
品のため、交流系の判決すら出た。行為としての絵画を制作する彼
は、大規模かつ多面的な作品で、現代オーストリアで最も重要な芸
術家の1人に数えられた。