2月26日〜3月3日のオーストリアのニュース



2月26日(月)

     国外ニュース

コレラの疑い 数千人が豪華客船に足止め

東アフリカのモーリシャス島沖で、3千人以上、旅客2千人以上とお
よそ1千人の乗組員が、豪華客船の船内でコレラが発生した疑いが
あるため、足止めされている。「ノルウェイの夜明け」丸の船内で
は胃腸の一連の発症があり、モーリシャス当局は、日曜日に予定さ
れていた首都ポート ルイス港への接岸を禁止した。それより前に
すでに、同船はレユニオン島への接岸も認められなかった。

     国内ニュース

土地の疲弊 民間の技術者が「抜本的な思考転換」を要請

土地の疲弊という問題は、最近副首相ウェルナー コークラー(緑
の人々)とニーダーエスターライヒ州州首相ヨハナ ミクル・ライ
トナー(国民党)の間で、政治的な応酬を引き起こしている。月曜
日に民間の技術者が、議論に参加する意思を示した。彼らは立場を
表明する文書の中で、「ど地政策を呼び建設分野で抜本的に考え方
を改める」ことを求めている。




2月27日(火)

     国外ニュース

ガザ停戦 バイデンは月曜日までに取引が成立することに期待

米国大統領ジョー バイデンは、ガザ帯状地帯ですぐに停戦が成立
するよう期待している、と表明し、期限として月曜日をあげた。
「私の国民安全顧問は、停戦に近づいている、と語った」とバイデ
ンは現地時間月曜日にニュー ヨークを訪問して述べた。「我々が
今度の月曜までに停戦を手に入れる、というのが私の希望である」
とも語った。バイデンによれば、イスラエルには、人質解放の取引
が成立すれば、戦闘を中止する用意がある。仲介するカタールは、
控えめな態度を取っている。

     国内ニュース

「永遠の化学物質」に国産農作物がますます汚染される

オーストリアさんの果物と野菜の全ての種類のうち4分の1から、
「永遠の化学物質」が見つかる。過フッ素化および多フッ素化アル
キル化合物PFASが、このようにしばしば呼ばれる。環境保護団体
「2000年の世界」が火曜日の公表した報告書の中に、そのことが指
摘されている。その中では特に、殺虫剤の成分として使われ、長時
間残存し、健康に被害を与える物質の禁止が要請されている。




2月28日(水)

     国外ニュース

EU議会でのナワルナヤ 「プーチンに勝つために工夫が必要」

ロシア政府の批判家で死去したアレクセイ ナワリヌイは、金曜日
にモスクワで埋葬されることになっている。その2日前の水曜日
に、彼の未亡人ユリア ナワルナヤは、ストラスブールのヨーロッ
パ議会に招かれた。総会での演説の中で47歳の彼女は、夫の死の責
任は、ロシア大統領ウラディーミル プーチンにある、プーチンは
「犯罪集団の頭目」であり、勝利するためには、常に「工夫が必要
だ」と今一度繰り返した。

     国内ニュース

クルツの裁判官は予断を持つか 専門家は「的外れ」と見る

ミヒャエル ラダツティクスは、元首相セバスティアン クルツ
(国民党)の裁判の前から、そして裁判が始まってからも、裁判官
として注目を集めている。確定してはいないが、有罪宣告が出た後
も、状況は変わらない。ただし元政治家ペーター ピルツ(緑の
人々、ピルツ候補者名簿)も言及している、懲戒上の罰則に案して
である。国民党は水曜日、「予断を持っているようだ」と推定して
いる。専門家アンドレアス フェニールは、「的外れ」と見てい
る。




2月29日(木)

     国外ニュース

国民に向けた演説でプーチンは再び核兵器があると威嚇

大統領ウラディーミル プーチンは、ロシアは核保有国である、と
西側諸国を警告した。「我々も西側の領土を目標とすることができ
る武器を保有していることを、西側に理解させたい」とプーチンは
木曜日に毎年恒例の国の状況の関する演説の中で述べた。「この武
器が世界を驚かせるために、西側が思いつくことといえば、核兵器
を使用することでこの紛争が実際の危険を生み出すということであ
り、それは文明の破壊を意味する」とプーチンは述べた。

     国内ニュース

2.8度上昇 冬は気温の最高記録を打ち破る

気候温暖化は進行している。観測が始まってから最も暖かい秋に続
いて、2023年から24年にかけてのオーストリアの冬も、例外的に暖
かい。春のような2月は、ほぼ全ての記録を打ち破った。そうでな
くても冬には、例えば降水量と日差しなどの点で、いくつか特別な
点があった。




3月1日(金)

     国外ニュース

警察を気にせず数千人がナワリヌイに分けれを告げる

ロシア政府を批判するアレクセイ ナワリヌイの葬儀は、時間はか
かったものの、金曜日のお昼にモスクワの教会で執り行われた。
AFP通信によれば、数千人が教会前に集まった。ロシア治安部隊は
教会前とモスクワ郊外にある墓地に、追悼する人のために前例のな
い威嚇用の装置を建設した。

     国内ニュース

クルツ裁判の容疑 裁判官が解明

今週初めに、ミヒャエル ラダスツティクスが、元首相セバスティ
アン クルツおよび元閣僚ベルンハルト ボネリに対する偽証裁判
で、5月に規律面での犯罪で有罪を言い渡したことが明らかになっ
た後、国民党は「(裁判官に)予断があったと推定している。裁判
官組織は今日、「もっと事実に基づいて発言する」よう求めた。




3月2日(土)

     国外ニュース

米国は支援物資空輸に参加する方針

ガザで食料品支援が到着した際に、数十人が死亡したことを受け、
米国大統領ジョー 売電は、支援物資をガザ帯状地帯上空から投下
する、と予告した。「私たちはより多くのことをしなければならな
い。米国はより多くのことをするつもりだ」とバイデンは金曜日に
イタリア首相ジョルジア メローニと大統領府で会談した際に述べ
た。

     国内ニュース

バープラー「社会民主党は亡命に上限を設定しない」

連邦社会民主党党首アンドレアス バープラーは、ティロール州同
党首ゲオルク ドルンアオアーが議論に持ち出した「亡命の上限は
ゼロ」の提案を、今日明確に退けた。そのような立場は「そもそも
考えられない」し「政治的に馬鹿げて」いるとバープラーはインス
ブルックでの記者会見で述べた。ドルンアオアーは、自分の考えて
この発言を撤回し、これは社会民主党の立場ではない、と明言し
た、ともバープラーは述べた。




3月3日(日)

     国外ニュース

ガザ停戦に向けてカイロで新たな出発

ガザ戦争を停戦に持ち込むための努力は続いている。日曜日に再び
話し合いが行われた。米国の代表によれば、合意の可能性がある枠
組みがつくられているが、両者が本当に賛成できるかどうかはわか
らない。一方ガザ攻撃は続いており、国連安全保障理事会は、民間
人を保護するように警告している。

     国内ニュース

エトシュタトラーはゲウェスラーを「無分別」と批判

ヨーロッパおよび憲法大臣カロリーネ エトシュタトラー(国民
党)は日曜日のテレヴィ番組の中で、気候保護大臣レオノーレ ゲ
ウェスラー(緑の人々)を、厳しく批判した。エトシュタトラー
は、連立政権の大臣ゲウェスラーは、他の官庁と協調するよりも、
気候計画を遵守し、歴史に名を残すことを重要視している、と非難
した。エトシュタトラーは譲歩することなく、「彼女はこの点では
無分別である」と述べた。




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