4月15日〜21日のオーストリアのニュース



4月15日(月)

     国外ニュース

イスラエル 静かな国家連合はイランの攻撃を防止

イスラエルは、土曜日夜のイランの攻撃を、うまく迎撃したが、自
力でとはいかなかった。無人機、巡航ミサイル、ミサイルの大部分
は撃ち落とした。複数の国々が軍艦から、地上から、そして空から
支援した、と諸外国の報道機関は月曜日に報じた。米国はすでに以
前から、この事態に備えて「静かな」国家連合を作っていた、との
報道があった。

     国内ニュース

抵抗運動の闘士ケーテ サソが死去

ナチに対する歴史の証人にして抵抗運動の闘士ケーテ サソは、日
曜日に98歳で亡くなった。彼女は1926年にブルゲンラント州で生ま
れ、ウィーンで育った。彼女はナチ政権に対して、積極的に戦っ
た。ネーバースドルフ生まれのブルゲンラントのクロアチア人であ
った彼女は密告されて、拘留され、ウィーンのゲシュタポ収容所
で、容赦ないナチの裁判の証人であり、受難者であった。オースト
リアでは、ナチの裁判で、無実なのにおよそ1千2百人が処刑され
た。




4月16日(火)

     国外ニュース

奇妙な論拠 エスコバルの相続人がEU市場法と戦う

コロンビアで設立されたエスコバル株式会社は、10億単位と推定さ
れるパブロ エスコバル相続人の資産を管理している。数年前から
この企業は、悪名高い麻薬男爵の名前を、EU内では商標として守ろ
うとしており、それも全く今までに聞いたことがない論拠を用いて
である。EU知的財産局EUIPOは、この申請をずっと拒否しており、
水曜日にはヨーロッパ法廷EuGHの判断が出る予定である。

     国内ニュース

原因としての貸付 経済および汚職検察はベンコー本人を捜査

テレヴィ番組によれば、経済および汚職検察WKStAは、シグナ社の
倒産に関連して、同社の創業者レネ ベンコー本人に対する捜査を
行なっている。その番組の情報によれば、総額2千5百万オイロのオ
ーストリアのある銀行の貸付が問題である。昨年夏にこの返済期限
が来るところであったが、延長されていた。




4月17日(水)

     国外ニュース

国連は女性の権利が後退していると見る

避妊のやりやすさ、性的暴力からの保護、安全な人工中絶、女性の
権利は世界全体でだんだん制約されている、と国連は未定える。水
曜日に国連人口基金UNFPAがニュー ヨークで公表した報告書に、
これが記されている。具体的には、「数十年間にわたって前進した
が、最近は性的および生殖の健康および権利で後退している」と記
されている。

     国内ニュース

国民評議会で非難合戦

スパイ事件は水曜日、国民評議会で激しい議論を引き起こした。国
民党は自由党と同党首へルバート キクルを、言葉で正面から攻撃
した。緑の人と協調して国民党は、キクルが国家防衛を意図的に粉
砕した、と非難した。一方自由党、社会民主党、新オーストリア党
は、国民党にも責任がある、と見ている。この間に憲法擁護局元職
員エーギスト オットと、自由党員のカーリン クナイスル(自由
党)が大臣だった時代に外務省事務長だったヨハネス ペーテルリ
クの協力が報じられ、注目を集めた。




4月18日(木)

     国外ニュース

EU改革の提案 市場を増やし規則を減らす

イタリア元首相エンリコ レタは、ヨーロッパ加盟各国政府の委託
を受け、EUの競争力を拡大するための提案を取りまとめた。域内市
場は、技術革新などの分野で、そして特に各国の規制されていた金
融市場を拡大することになる。この提案は原則的には、賛成を受け
るが、実施は交渉の後になる。これは数段異論が多く、そして長時
間かかる可能性が高い。

     国内ニュース

COFAG委員会「最後の会議の中止の波」

「社会民主党および自由党の権力乱用」に関する調査委員会に続い
て、連邦政府コロナ資金調達有限会社の調査委員会も、証言者が減
少している。召喚者名簿によれば、13人のうち、最後の2回の通常
委員会開催日である4月24日と25日が中止され、社会民主党の元首
相アルフレート グーセンバオアーの他、国民党所属の元財務大臣
ゲルノート ブリューメル、実業家シュテファン ピーラーおよび
シークフリート ウォルフの出席も中止される。レネ ベンコーが
登場するかどうかは不明である。




4月19日(金)

     国外ニュース

イスファハン攻撃か イスラエルとイランでは沈黙

米国の報道機関が、イスラエルによるイラン攻撃を報じて数時間経
ち、全世界で新聞で大きく報じられ、両国は相変わらず沈黙を保っ
ている。相変わらずイスラエルから、公式の態度表明はない。イラ
ンからは今まで、空爆があったことを認めているが、それ以外で
は、イランの報道機関が、木曜日夜に起きた事件を小さく評価しよ
うとしているようである。

     国内ニュース

オーストリア航空は近東便を中止

イランに対する夜間の攻撃で、航空各社は近東の緊迫した情勢に対
応している。オーストリア航空はAPAの照会に答えて、金曜日には
アンマン、エルビル、テル アヴィヴ行きの便を、「用心のため」
運行中止にする、と発表した。




4月20日(土)

     国外ニュース

ウクライナ支援 米国共和党員にとって困難な投票

外国支援に関する米国の法律に関する話し合いは、かなり以前から
行き詰っている。今回土曜日に下院は、ウクライナ、イスラエル、
台湾に対する支援金の支払に関するそれぞれの支援計画について、
投票を行なうことになっている。共和党員内部では、この投票は慎
重でなければならない曲芸とみられており、特に極右陣営はこれに
厳しく反対している。さらに外部から圧力もかかっている。ウクラ
イナ側では、第3次世界大戦を前にした投票にならないように、と
警告した。

     国内ニュース

マインル・ライシンガーが新オーストリア党の筆頭候補に

新オーストリア党は、土曜日にグラーツで党員集会を開き、党首ベ
アーテ マインル・ライシンガーを、秋の国民評議会選挙に向けて
筆頭候補に選出した。彼女には票の93.4%が集まった。これより前
にはすでに、拡大役員会が、残回一致で彼女に賛成し、インターネ
ットを用いた公開事前選挙は、マインル・ライシンガーが明確な勝
利を得ていた。




4月21日(日)

     国外ニュース

ハマースはカタール以外の選択肢を模索

テロ組織ハマースの亡命中の頭目イスマーイール ハニーヤは土曜
日、イスタンブルでトルコ大統領レジェップ タイップ エルドア
ンと面会した。長期間後見を務めていたカタールが、妥協の姿勢が
ないことから、ハマース指導部を国外に追放すると威嚇してからわ
ずか数日で、この面会が行なわれたのは偶然ではない。亡命指導部
のトルコへの移動は、いずれにせよガザ戦争に大きな影響を持つだ
ろう。

     国内ニュース

新オーストリア党筆頭候補 EU軍は各国を個別に支援せよ

EU議員選挙で新オーストリア党の筆頭候補であるヘルムート ブラ
ントシュテッターは日曜日のテレヴィ番組で、EU合同軍の設置に賛
成した。安全政策上の思慮に加えて、このような軍隊は「極めて大
きな資金面での利点」がある、とかたった。彼は中立を守るという
意図に反しない、これに新たな「定義を与える」ことを支持する、
とも語った。




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